エアポート2017
8/2リリース アルバトロス
今年の“なんちゃってエアポート”シリーズもアサイラム製! なんですが、原題が'The Fast and the Fierce'…って事はコレ、元々は「ワイルド・スピード ICE BREAK」便乗作品なんじゃないの?! とりあえず主演は「ザ・ストーム」のエイドリアン・ポールで、「シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄」のドミニク・スウェイン、「ジュラシック・リボーン」のジェイソン・トビアスが共演です。監督は日本未輸入の「トロールズ」便乗CGアニメ'Trolland'(もちろんアサイラム製!)のロイ・ソーントンというヒト。脚本が「キング・アーサー 英雄転生」のスコッティ・ミューレンです。前作にして“なんちゃってエアポート”シリーズの最高傑作?「エアポート2015」の感想はこちら。
サンパウロ発ロサンゼルス行の旅客機が着陸態勢に入る。だがその時、キャビンアテンダントの一人が異常な電子音に気づく。発見した機器からは女の声で“500フィート以下に降下すれば爆発する装置を仕掛けた!”との脅迫が。旅客機は再び高度を上げるが、その影響で乗客に怪我人が出て…。
犯人の目的は、乗客の女性(このヒトが実質的主役で大活躍!)の旦那が開発に関わったあるモノ*1だった! エイドリアン・ポール演じる国土安全保障省の捜査官を中心に、旅客機の装置と犯人探しが並行して描かれるという、まあこの手の作品としてはベタな展開です。
で、話が進むに連れて様々な障害が…というのもベタな展開ですが、この“障害”がアサイラムらしくことごとくマヌケというか、大した事が無いというか。おかげで話は盛り上がらず、ヌル〜いムードだけが広がっていきます…。
そうそう、「ワイルド・スピード」っぽさもほとんど無かったなあ。実はムリクリなどんでん返しの連発があったりするものの、結局はアサイラムらしい出来の作品でした。とりあえず、"9.11"以降のアメリカの航空行政や航空会社の振る舞い等々には、アサイラムですら物申したいのは伝わりました(w。
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*1:コレに具体性が無いから余計にイライラが募ります。