グランド・クロスシード・オブ・ディストラクション

11/2リリースプライムウェーブ・ネクシード

原題は'The Terror Beneath'(別題'Seeds of Destruction')。SFパニックシリーズ「グランド・クロス」の最新作です。今回の主演は「HEROES」のエイドリアン・パスダーと「ザ・リベンジャー」のステファニー・フォン・フェッテン。監督・脚本はおなじみポール・ジラーです。

ネバダ州のゴミ処分場を監視していた環境保護活動家たちが、偶然ある取引きを目撃する。取引きの材料にされていたのは、死海文書にエデンの園と記された場所から発掘された古代植物の種！だが、その種が驚くべきスピードで成長、巨大化！大地を瞬く間に破壊していって…。

古代植物は、有害物質を浄化するわ、傷ついた細胞を再生させるわという、まさに神が与えた奇跡の植物！！しかし、現代の汚れきった空気や土壌に触れた事で異常成長！パスダー扮する特別捜査官とフォン・フェッテン扮する古代植物学者が対応に追われる一方で、若い環境保護活動家カップルが謎に迫る、みたいな展開です。

ただし、謎に迫るといっても、早い段階からその種を蘇生させたマッドサイエンティストが誰だかわかっちゃってたり、植物の根っ子が大地を破壊といってもネバダのド田舎＆砂漠だったりと、絵的には派手なものの、お話的にはイマイチ盛り上がり切れない。巨大な根っ子のCGもかなりショボいし。

しかし、相変わらずのポール・ジラー節というか、軽く見るなら十分、かなぁ…くらいの面白さにはある作品でした。

グランド・クロスシード・オブ・ディストラクション [DVD]