メタル・トランスフォーム
8/3レンタルリリース プライムウェーブ・ネクシード
原題は'Metal Shifters'(別題'Iron Invader')。早くも「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」の便乗作品が登場! 主演は「スターゲイト:アトランティス」のカヴァン・スミス。共演もTV版「デッド・ゾーン」のニコール・デ・ボア、「ギャラクティカ」のドネリー・ローズ。監督・脚本は「グランド・クロス レボリューション」のポール・ジラーです。
ロシアの人工衛星がアイダホの田舎町に墜落。だが、それに付着して未知のバクテリアも地球にやって来ていた。鉄分を餌にするバクテリアは、侵食した金属をまるで生きているかのように動かす能力があって…。
主人公は、金も無いのに家を作り始め、資金が尽きて建築が途中で頓挫しかかってるバカ兄弟。しかも、他人の農場に落下した衛星の残骸を勝手に拾い、鉄屑屋に売ってひと儲けしようとする完全バカ!
その鉄屑屋の爺さんが、何故かジャンク品を使ってバカデカい鉄屑の“ゴーレム”を作っていたもんだから、それにバクテリアが付着し、街で大暴れ! という、どこからツッコんでいいのか判らないくらいのアホアホストーリーでした! ちなみにバクテリアは、パッと見はただの緑のペンキです!!
まぁ、元がジャンク品なので“ロボ”がぎこちない動きなのも仕方がないし、人に襲い掛かるシーンのモックアップがホントにただの鉄屑なのも当然! うーん、こうしてみると、よく考えてある、のかなぁ?
で、大暴れし始めたのはイイんですが、何しろ舞台がアイダホ、それもかなり辺ぴな田舎町なので、壊す建物が無い! 鉄を求めてさ迷っても、電線やまばらにある車くらいしか餌が無い!! この辺、もの凄くマヌケでした。まぁ、その撃退法を含めて、昔懐かしいB級映画みたいとも言えますけどね。
こんな感じで、いかにもポール・ジラー作品らしい頭の悪〜いSFアクションでした。判って見る分にはネタ映画として有効なのも一緒。しかしお仕事とはいえ、かなりのメジャータイトルにも出演してる役者さんたちが、こんなアホアホな脚本なのに、クソ真面目に演技してるのがスゴいというか、何というか…。
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