人造昆虫カブトボーグVxV#18

全国大会決勝の対戦相手、ビデ田中*1(声/竹本英史)が緊急帰国! あれ? 予選は?? 引退の噂もあるビデの様子をテレビで見ていたリュウセイたちは、のん気に今晩の記者会見の練習(w。‘リュウセイ選手、カブトボーグを始めたのは何時頃ですか?’‘え、えーと…か、母ちゃんから産まれてすぐに産婦人科の先生とボーグバトルしたって助産婦さんが言ってました’‘リュウセイ選手、カブトボーグで一番嬉しかった事は?’‘えーと、カブトボーグのお陰で太い海老が食えた事です’‘リュウセイ選手、好きな食べ物は?’‘銀鱈の粕漬けです’‘座右の銘は?’‘2.0と1.5です!’ 頭を抱える勝治、ケンは大喜び(w。そして始まった記者会見。どんな質問にも‘…云々じゃなく、自分のバトルをやるだけですから’とクールに同じ答えばかりのビデ。それに対し、全く質問されないリュウセイは激昂! しかしそれも受け流し、ビデは会場を去ってしまう。悔しがるリュウセイの前に突然ビッグバンが! ビデの事を何も知らないリュウセイに語って聞かせるビッグバン。‘ビデ田中はボーグバトルの団体競技フットボーグで日本最強の男、この私にも匹敵する実力だ’ ビデは日本人で初めてイタリア、スペイン、イングランドの世界最高峰のボーグリーグに所属し、世界の壁を越えて成功を収めたボーガーだったのだ! ‘リュウセイ、お前には世界の壁を越えられはしない’‘世界の壁が何だよ!? 俺のカブトボーグへの愛は誰にも負けない!’‘ならば問おう! お前は日本を出た事があるのか!?’ 打ちのめされるリュウセイ!!

翌朝、ロイドさんの店で落ち込むリュウセイ。今度は俺たちが助ける番だと、ケンと勝治がリュウセイを特訓! 龍昇軒に招き、‘いいかリュウセイ、ここは中国だ! 日本語は何も通じねぇゾ!’ この後、チンジャオロース、回鍋肉、プーアル茶、ウーロン茶、餃子といったアホアホ特訓が続く(w。サウナに入って‘アフリカの暑さはこんなもんじゃねぇゾ!’ しかしリュウセイより先に勝治がダウン(ww。親友たちの友情に感動したリュウセイは、その夜河原で素振り千回! だがそんな時!? ‘貴様がリュウセイ・アマノガワか?!’‘だ、誰だ!?’ 謎の四人組、出現! ‘その腕の振り、なるほど、噂に違わぬ素質を持っているようだなオーレッ!’‘しかァし、ビデ田中に比べれば経験不足は明らかジャネイロ?’‘俺たちの相手ではないアラジン’ 彼らは“パエリアのマタドール”ゴンザレス(声/千々和竜策)、“サンバの魔術師”ジャイルジーニョ(声/下崎紘史)、“カルタゴの鷹’ムスタファ(声/松本忍)、“神の子”ラモン(声/西松和彦)、人呼んで黄金のカルテット!

ビッグバンにも勝ったリュウセイの実力を偵察しにやって来た世界の強豪四人! しかし噂が先行していたようだと帰り始める彼らにリュウセイが詰め寄る。‘フン、オフサイドだな’‘何ぃ?’‘ドライビングオーバーヘッドトルティージャ!’‘ダンシングカポエラルーレット!’‘ホッテストデザートファルコン!’ 三人が投げたマシンはピタリとリュウセイの手前で止まった! ‘これが世界の壁だオーレ’‘もし俺が動いていれば…完全に負けていた…’*2 ガックリと膝を着くリュウセイ。‘俺は世界の壁を越えられるのか?’ その時、ラモンが初めて口を開いた! ‘世界の壁は越えるものじゃない、壊すものだ’

翌朝ヘリに乗り、決勝の地・奥の鳥島に向うリュウセイとビデ田中。‘チャージ7回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!’‘チャージ7回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!’ しかし両者がぶつかり合ったその時! ‘スターティングファウル!’ リュウセイ、チャージの際に0.3回分多くしてしまう痛恨のミス! って、何時の間にそんなシビアなルールが(w。アドバンテージとしてリュウセイがチャージインした後、ビデは何時でもチャージイン出来る事に! ‘喰らえ! ストリームグローバルウェーブス!’ ビデはキックでチャージイン(w。大波がトムキャット、そしてリュウセイを飲み込む! 朦朧としながら‘クソぉ…何だよ世界の壁って…訳判んねぇよ…そんなに海外旅行に行くのが偉いのかよ…’ 夏には千葉にしか連れて行って貰えなかったリュウセイ(結局悪いのはビッグバンか!)。外国の銀鱈を夢見ながら事切れようとした瞬間、昨夜のラモンの言葉が! カッと目を見開いたリュウセイ! モーゼの如く大海を割って復活! ‘確かに俺は世界の壁を越えた事は無い! だけどな! これから壊してやる!’ 必殺技レッドアウトゴールデンマキシマムバーニング発動! ‘来い! 俺を越えてみろ!’‘俺はお前のかませ犬じゃねぇッ!’‘生意気な! 行くぞ、セントラルルーティングバナナシュート!!’ ビデのマシンがバナナに! ぶつかり合う両雄。しかしペナルティの影響でトムキャットの方が先にチャージが切れる危険性が!? それを読み切り、不適に笑うビデ。それでも押し捲るリュウセイ! 両者が放つ余りのパワーにスタジアム激震! 奥の鳥島、地割れ! 沈没! フィールドは水浸し! それでもバトルは続く! ‘確かに俺は日本を出た事が無い! しかし! 奥の鳥島が水没して海上から姿を消した今、ここはもう日本じゃない! つまり! 俺も世界に立っているんだ!!’‘な、何ぃ!?’‘これで最後だ! ビギニングワールドトリップファーストキス!’ 新必殺技発動! だがここでトムキャットが失速して逆に絶体絶命に! ‘俺にはギブアップという言葉は無い!’ リュウセイが吠えるとトムキャットがうっちゃり! リュウセイ完勝! 燃え尽きたビデは水浸しのフィールドに大の字(w。黄金のカルテットも‘面白いボーガーが現われたオーレ’と感服。‘日本のボーグ界はお前に任せたぞ’と最後まで大の字に寝っ転がったビデが呟いてEND。

前回のプロレスネタに続いて、今回はサッカーネタ、の割りにはビデの背番号が11だったけど。脚本/下山健人。

*1:ポンチョも長〜いマフラーもしてないけど、どう見ても現在旅人の人です。

*2:ここの件、さっぱり意味が判りません(w。