チェイス・ダウン 裏切りの銃弾
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映画『チェイス・ダウン 裏切りの銃弾』予告編
原題は'Brandmal'。クレイグ・ラッセルの『血まみれの鷲』の続編(日本未翻訳?)を映像化した、ドイツ製のサスペンスです。って、原作もそうだけど、このドラマも“ファーベル刑事”シリーズ第三弾じゃん! 主演は「キラーコンドーム」「ドン・キホーテ」のペーター・ローマイヤーです。
1980年代に左翼系フォークソングで一世を風靡した大物歌手が、頭皮を剥ぎ取るという残忍な手口で殺される。そんな中、事件を担当するファーベル警部に怯えた声の通報電話が。早速、部下と通報者の自宅へ向かうファーベルだったが、その直前に通報者は歌手と同じ手口で殺されていた…。
二人の被害者は、学生時代に原発反対運動をおこなっていた過激派グループのメンバーだった! 活動がエスカレートした末に殺人事件まで起こし、カリスマ的リーダーも警察に射殺され、グループは解散。果たして犯人はグループの生き残りなのか、それとも被害者の子孫なのか?
こんな感じのドイツ版『マークスの山』みたいなお話でした。そこに、この手の作品では定番ですが、一人娘に手を焼く主人公とか、何故か女だらけのデカ部屋のアレコレを混じえながら描いていきます。
で、時代的背景等々、もっとスケールを大きく描いてもよさそうな感じだし、エログロ要素も加えられそうな話なのに、何れも寸止め気味で終わってるのは、ドイツとはいえTVムービーの限界か。まあ、2時間ドラマだと思えば、映像はシャープだし、健闘してるとも言えるけど。
あと、個性豊か(そうに見える)デカ部屋の面々や主人公の家族たちが、大した説明もなくサラ〜っと登場するのは、おそらくシリーズ第三弾だからでしょう。本作が暇潰しなら充分レベルだったんで、出来れば前二作も日本でソフト化して欲しいものです。
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