首領の野望 完結編
- 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
- 発売日: 2008/08/25
- メディア: DVD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
曽根悠多主演、曽根晴美プロデュースの刑事アクション完結編。前編の紹介はこちら。
共に愛する人を殺され、仇敵・工藤を討つ為に手を組んだ神代と野田。スーパーハッカー、斉藤の協力も得て、工藤の背後にある国際的陰謀の証拠を掴んだ二人だったが…。
映像的にはちゃんとしてるし、淡々と話が進むだけだった前編に比べれば、一応派手なシーンもあり。ただねぇ、何かやっぱり中身が無くて上滑りしてる印象が残ってしまう。
これはとにかく主役の筈の曽根悠多演じる刑事が復讐に燃えてる割りには余りにも何もしてないからだと思う。とにかく周りが動くのを深刻な顔をしてボーっと見てるだけ。頭は使わなくても、せめて体は動かすとか。周囲の要素を繋ぐポジションのこんな風だから、話がバラバラで散漫に見えてしまうんだよなぁ。
そんな感じなので、出てくる話はやたらスケールがデカい*1んだけど、ちっとも盛り上がってくれない。まるで最初から嘘だとバレバレの大ぼらを聞いてる様なモン。
脚本は、パーツパーツはそれっぽいのを揃えていながら全体で見るとアレレ? みたいな出来だった「消しゴム屋」「侠の復讐」の室田憲昭。今後コイツの名前を発見したら、警告ランプを鳴らしながら見ようと思います。
良かったのは、顔見せ程度だと思っていた山城新伍と竹中直人にそれぞれ大立ち回りの見せ場が用意されていた事くらいでしょうか。でもこれもちょっと唐突な感じで、余り上手い見せ方とは言えない感じでしたけど。