ギャングコネクション

6/25レンタルリリース GPミュージアムソフト

松方弘樹主演のクライムアクションです。共演は矢部美穂、監修を務める曽根晴美と悠多親子、小沢和義、以下いつものみなさん。監督も松方作品の常連である金澤克次です。

八年ぶりにシャバへ戻ってきたヤクザの日向。だが親分は既に亡く、跡目には弟分だった龍堂が就き、日向は破門にされていた。憤りを心に秘めた日向は、龍堂が裏の仕事を請け負う与党幹事長が何者かに強請られ、三億円を支払うという情報を得る。その強奪を企み、仲間を集め始める日向だったが、その中に龍堂の息がかかった男がいた。一方、彼らの他にも三億円を狙う者がいて…。

まぁいつも言ってる事ですが、松方主演ってだけで他のVシネマとはひと味違います。これは脇を固める役者たちやスタッフに気合というか緊張みたいなモノが入るおかげでしょう。金澤克次の演出も非常に手堅い。

と、それを踏まえた上で文句を言うと、こういうヒトクセあるヤツらがお宝を奪い合うという、今ならタランティーノやガイ・リッチー的な内容にしては、テンポや切れ味、洒落っ気、あるいはユーモアみたいなのが全然足りないのが残念。そこまでトリッキーじゃなくても、「バンク・ジョブ」みたいな格好の教科書があるのにねぇ。

とは言え、手堅い作りでそれなりに楽しめるのは間違いない。〆も七月に完結編がリリースされるのを知ってても、結構意外だったし。

ちなみに矢部美穂は当然のように脱いでませんでした。何故かレズプレイをしてたりはしますが。

ギャングコネクション [DVD]