世界侵略：ワシントン決戦 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

3/2 プライムウェーブ

原題は'Alien Seige'。アサイラム社が作ったエイリアン襲来型のSFアクションです。キャストはよく知らない人たち揃い。監督は「エアポート2018」のロブ・パラティーナ、脚本が「シックスヘッド・ジョーズ」のマーク・アトキンスです。

独立記念日の首都ワシントン上空に、突然超巨大UFOが出現！それと同時に起動したある“装置”を手に、“協力者”に会う為にホワイトハウスをマリーンワンで出た米大統領だったが、UFOから飛び出た攻撃機に撃墜されてしまう。大統領一行は、近くに住む少年たちに助けられたのだが…。

意外に出だしは快調！と思ったら、この後はいつもののどかな野原を逃げ回る、だけ！の大統領と少年たち。そこにエイリアンに襲われ、傷つきながらもやって来た少年の両親が合流して…という、タイトルとは裏腹にスケールのちっちゃい戦いに終始…。

エイリアンの姿はCGでぼやかしただけという雑さ。攻撃を受けて正体を見せても、ものスゴくブサイクな顔を晒すだけだったから、まあコレはいいかな。でも、マシンに乗ってる時は無敵なのに、わざわざ白兵戦を挑むと一般市民に返り討ちに遭っちゃうのはどうかと思います(w。

また、実はパターン通りにメカに詳しかった少年が、電波遮断をかいくぐって連絡をつけるばかりか、例の“装置”の謎にまで迫っちゃうという、何から何まで適当な作りでした。

終盤の展開もパターンから一歩も踏み出さず、それも大して上手くいってないという、アサイラムの伝統に則った作品でした。せめて「インデペンデンス・デイ2019」として取っておけば良かったのに。何か代わりのアテがあるんでしょうか？

何の便乗商品かわからなかったので、リリース日が近い「スカイライン－奪還－」で。ちなみにT屋オンリーだった前作「征服」も同日にようやく解禁されます。

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