覇王 凶血の系譜

10/25レンタルリリース オールイン・エンタテインメント

小沢和義が「スクランブル 抗争の死角」以来、久々に監督（出演も）した、劇場公開もされた山口祥行主演のヤクザアクションです。共演は小沢仁志、以下いつもの皆さんに加えて、渡辺裕之、加藤雅也、井田國彦、工藤俊作といった豪華な面々。

江戸時代以来、血筋を守ってきた日本最古の博徒組織、内藤新宿一家。十二代目総長の鷲尾軍司は破天荒にして血の気も多く、進出し始めた関西ヤクザにも一歩も怯まない。だが、その事で遂に全面戦争に…。

そんな状況もあって、総長（小沢兄貴）はまだ小学生の嫡子に超スパルタ教育！ 幹部の祥行にガードマン兼指南役として付け、鍛え捲っていたのだが…という流れです。

まず良いトコから。とにかく全編に渡ってアクション全開！ 格闘戦あり、銃撃戦ありという、最近のVシネマ（じゃないけど）にしては中々お目にかかれないハードな展開が続きます。

しかし、その一方で、コレは「スクランブル」の時もそうだったけれど、和義監督に気合が入り過ぎていて、前述のアクションに加えて、豪華なキャスト全員に見せ場を作ったりしてるモンだから、慌ただしいというかナンというか。渡辺裕之と加藤雅也の両最高幹部、関西ヤクザの島津健太郎、武闘派の黒石高大、ヤクザ刑事の本宮泰風と、一人ひとり見ていくと面白いんですけどねえ。

更に、ホントに見せたかったのは、泣き虫な嫡子（スターダストの落合晴音君）と、それに弁慶 or T-800の様に寄り添い守る寡黙なスーパー殺戮マシンの祥行という絵の方だったように写ったんですが、全体がそういう煩さな分、見せきれてない気がしました。

まあ、その辺は続編の方で本格化するのかも知れませんが。

「夏の少年1984」

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• ¥250
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※ED曲

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