レイプ・ザ・ビースト
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2016/08/03
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
原題は'Even Lambs Have Teeth'。カナダ・フランス合作によるリベンジスリラーです。主演は「ロードキラー デッド・スピード」のカーステン・プラウト。監督・脚本が「夜明けのガンマン」のテリー・マイルズです。
ニューヨーク郊外の農場で働く事になったケイティとスローン。途中まで叔父のジェイソンの車で送って貰い、残りはバスで向かう事にしていたのだが、声を掛けてきた若者たちの誘いに乗り、彼らの車に乗ってしまって…。
男たちは、町を訪れた若い女たちを拉致監禁し、町の男たちの慰み者にする事を生業にしていた一家だった! 一方、休職中のFBI捜査官だった叔父が異変に気づき…という展開です。
で、この監督の過去作同様、何ともテンポがトロい作品でした。主役のおネエちゃんたちの見た目からして、1970年代風の作品を意識してるんだろうとは思うんだけど…。
更に、この手のジャンルにしてはエログロ描写もユルユルでガッカリ…。結構キレイなおネエちゃんたちはまともに脱いでくれないし、襲う男たちの顔つきも抜けてるし、痛そうなシーンはあるものの直接には見せてくれないしで…。
ところが、女の子たちが脱出する段になって、突然“えっ?このコたちって狼女だったの?!”と勘違いするくらい唐突に、見張りの男をガブリと噛みつき、頬を食い千切るという残酷シーンが飛び出してエエッ!? そして、それ以降のリベンジパートは、物凄い凄惨なシーンが連続!! 自分たちを凌辱した男たちを次々に血祭りに!!
…してる筈なんですが、この監督にはそういうセンスが根本的に欠けてるのか、全く迫力が出ていない…。他にもオフビートなオモシロ要素も混じえてるんですが同様で、単なる話のノイズにしか見えなくて…。
こんな感じで、撮りたいモノはわかるけど…な凡作でした。