ビジター 征服
- 出版社/メーカー: トランスワールドアソシエイツ
- 発売日: 2015/12/02
- メディア: DVD
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映画『ビジター 征服』予告編
原題は'Ejecta'。第三種接近遭遇系のSFスリラーです。主演は「マンホール」のジュリアン・リッチングスと「ON AIR オン・エア 脳・内・感・染」のリサ・フール。スタッフも両作の関係者で、「マンホール」で監督だったジェシー・T・クックが製作総指揮、製作に名を連ねていたチャド・アーチボルド(「シャドウズ・ゲート」)とマット・ウィールが共同監督、脚本も両作で執筆していたトニー・バージェスです。
異常な太陽嵐が地上に降り注いだ夜。特殊部隊がウィリアムという男を襲撃、謎の施設に監禁して尋問を始める。ウィリアムは自身のブログで三十九年前に宇宙人に拉致されたと公言してのだが…。
女捜査官から最新拷問装置で傷めつけられ、“宇宙人”について詰問される主人公。その一方で、証拠として押収した主人公のファンである映画監督志望の男が撮影した映像(ここはモキュメンタリー風)を見ながら、何故こういう事態に陥ったのかを見せつつ、ソレを元に特殊部隊が“何か”の捜索に当たって…という構成になってます、一応。
序盤は具体的な説明が無いから、何やってるのかさっぱりわからない作り。と言いつつ、前述のような話である事はすぐに察しがつきます。でもその後も、拷問を受けてもオッサンは喚いたり、額に穴ポコが開いたりするだけでちっとも吐かないし、二つの捜索パートでもワーワー騒ぐだけで何やってるかが伝わらないしで、一時間以上経過しても結局お話は全然進まない…。
そんな感じだから一時間半も無い尺なのに、途中で飽きちゃいました。さすがにラストになるとチョロっとは話が展開するんですが。
このチームの作品はいつもこんな感じだなあ…という感想しかない凡作でした。