ディスコード/ジ・アフター


6/3(水)リリース 『ディスコード/ジ・アフター』 予告篇

原題は'The Pact II'。未公開ホラーとしては評判を呼んだ「ディスコード」の続編です。今回の主演は「グレイズ・アナトミー」のカミーラ・ラディントン。他にスコット・マイケル・フォスター、パトリック・フィッシュラー。更に前作から引き続いてケイティ・ロッツ、ヘイリー・ハドソン、マーク・スティガーも登場します。監督・脚本は、前作のニコラス・マッカーシーに代わり、ダラス・リチャード・ハラムとパトリック・ホーヴァスという人たちにチェンジ。なお、自分は第一作を見てません。その辺はご了承の程を。

死んだシリアルキラー、ジューダスの模倣犯が出現。捜査を担当するFBIプロファイラーのバラードは、ジェーンという女を訪ねると、彼女の実母がジューダスに殺されたジェニファーだと告げる。そして、その夜からジェーンの前で奇怪な出来事が…。

前作は低予算にも関わらず、監督のホラーセンスとアイディアの巧みさが評判に繋がった、と聞いています。で、そんな作品の監督を交代させるとどうなるか…。映画ファンなら危惧してしまう事態がそのまま現実化したような作品でした。

前作を見ていないので比較は出来ませんが、本作の監督の腕の無さ加減は、鏡越しに怖いモノをチラ見させるというホラーの定番シーンでのタイミングの悪さを見れば、直ぐにバレてしまう。

ホラー描写の巧拙だけでなく、話の進め方、シーンの繋ぎ方、前作のキャラの使い方、それら全てがあまり上手く行ってない感じ。

ヒロインの、殺人現場の清掃人兼イラストレーター(マンガ家?)という設定も、それっぽいけど全然活かし切れてなかったりと、ホントに全てが正に凡作!という出来でした。

強いて良かった点を挙げれば、主演のカミーラ・ラディントンが終始タンクトップ姿でちょいエロなトコくらい。彼女のファンなら、かなあ?

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