ヘンゼルVSグレーテル 最強魔女ハンター最後の戦い

ヘンゼルVSグレーテル 最強魔女ハンター最後の戦い [DVD]
6/3リリース ニューセレクト

原題も'Hansel vs. Gretel'。アサイラム作品「ヘンゼルとグレーテル おそろし森の魔女」の続編となるホラーファンタジーです。主役のヘンゼル役は前作に引き続いてブレント・リディック。グレーテル役のおネエちゃんは変更されてますが、もう一人のヒロイン役で「クライモリ デッド・ホテル」のアクエラ・ゾルが出演してます。監督は「ポンペイ2014」のベン・デマリー、脚本は前作同様、「メガ・シャークVSメカ・シャーク」のホセ・プレンデスです。

人喰い魔女リリスを倒したヘンゼルは、そのまま全米を渡り歩く魔女ハンターとして活躍していた。そんな時、故郷に残った妹グレーテルが引き継いだリリスの店で失踪事件が発生しているのを知り、急遽帰郷する事に。一方、街にはリリスの店に惹かれた魔女軍団の影が…。

こんな感じで、前作同様プロットは悪くない作品でした。プロットは…。

何が問題かというと、主人公や観客が失踪事件の犯人を探そうかと思うより先に、グレーテルには魔女の霊が憑いて…というシーンを見せちゃったり、それ伏線じゃなくてネタバレだよ!と怒りたくなるような段取りの悪さ。しかも、見てる方には誰が犯人かバレちゃってるのに、察しの悪い主人公はいつまでたっても真相に気づかない(気づかせない)から、ものスゴく頭が悪く見えてしまうという。

いかにも悪そうな魔女軍団も、魔女グレーテルの行動に翻弄されるだけ。

コレで話の不出来を吹き飛ばすくらいにホラー描写がよく出来てたり、アクションシーンに迫力があれば良かったんですが、ソコはもうアサイラムクオリティですから…。

良かった点を挙げるなら、コレは最近のアサイラム作品全てに言えますが、グレーテル以下、出て来るおネエちゃんたちのルックスレベルが、作品の質に対して総じて高めな事くらいという凡作でした。

ヘンゼルVSグレーテル 最強魔女ハンター最後の戦い [DVD]

ヘンゼルVSグレーテル 最強魔女ハンター最後の戦い [DVD]