鷲と鷹

8/25レンタルリリース オールインエンタテインメント

大沢樹生が初監督作(&企画、主演)の主役俳優として、かつての盟友・諸星和己を迎えた事で話題を呼んだクライムアクションです。さすがに共演が豪華で、田中律子にジャニーズの大先輩でもあるおりも政夫。Vシネ界から小沢仁志に菅田俊、スポーツ界から竹原慎二、畑山隆則、元木大介。更には鶴田さやか、IZAM、ビートきよし、仁科貴、伊藤克信まで！ 脚本と編集は室賀厚が担当しています。

麻薬捜査で手柄を挙げ、念願の私服刑事に昇進した警察官の鷹村。そんな時、見知らぬ番号から彼の自宅に電話が。それは、幼馴染で今はヤクザ稼業に就いた鷲尾からだった。実は件の手柄も、鷲尾が手を回しての事と知り、憤る鷹村。そして、配属された捜査４班でも、ヤクザ相手に“現実的”な態度を取る先輩刑事たちに苛立つのだった。そんな折、鷲尾の属する組織の中で、御法度のはずの麻薬を扱う者が出て…。

この後は、共通の敵(菅田俊)の出現に、一進一退あった末に二人の男が…という展開です。

全体のムードは、最近の大沢樹生主演作を見てイケイケなテイストを予想していたら、意外に地に足の着いた映画っぽいノリ。本当はこういうのがヤりたいのかなぁ？

室賀厚の腕もあるんでしょうが、見ていて素人監督臭さは余り感じず。クライマックスも往年の刑事ドラマを彷彿させる銃撃戦もあったりするし*1。

対する諸星和己は、演技するのは久々に見た気がしますが、勘を失ってなくて、今後の活躍も期待出来そう。Vシネマにこれからも出てくれないかなぁ。

そして終盤、行き詰まった二人がローラースケートを履いてダベるシーンは、反則なんだけどやっぱり何かイイ感じでした。

あと、回想シーンで大沢樹生の若い頃を演じてた俳優君は“目で殺す”感が出ていて悪くなかったです(w。それから、ビートきよしに枯れた不良感があってカッコ良かったのは意外な発見でした。

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光GENJI

※名盤！

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*1:ただ、血糊のCGが安かったのは残念。