S.W.A.T VS デビル

S.W.A.T. vs デビル [DVD]
4/4リリース トランスフォーマー

原題は何と'Asylum'!! と言っても、流石にアサイラム作品ではなくて、アフター・ダーク・フィルムズ製作によるオカルトホラーです。主演はスティーヴン・レイで、「検屍官 アイ・オブ・ザ・デッド」のブルース・ペイン、「U.M.A レイク・プラシッド ファイナル」のキャロライン・フォードが共演です。監督は「セクター5 第5地区」のトドール・チャプカノフ。

精神異常と判断された重犯罪者ばかりが入所する病棟で暴動が発生。交渉人のマガヒーを伴って、スワットチームが鎮圧に向かうが、囚人たちは悪魔に憑かれ、ゾンビのように凶暴化していた!

えっとですね。実はこの作品、ブルバニアという架空の国で作られたホラー映画の映像素材が、それこそアサイラム社のようなアメリカのB級専門映画会社に持ち込まれた、というテイ、つまりはファウンドフッテージものの亜流みたいな構造になってました。社長はロジャー・コーマンみたいな爺様!

で、その完成前の素材を、いかにもボンクラな編集マン二人が茶々を入れながら見るという、要するにコメディの構成になってるんですが、そのツッコミが見事なまでにつまらない!

最初からこういうプロットだったのか、それとも余りの出来の悪さにこんな作りにしたのか、わかりませんが、こんなにつまらないんだったら、ストレートにアクションホラーとして完成させた方が良かったのでは?と一瞬思いましたが、駄作量産監督のチャプカノフの作品だからなぁ…。どちらにしても…というところでしょうか?

【以下、ネタバレ】

で、こういう作りだけど、実はこの映画には本物の悪魔が写っていて、禁断の映画を見た編集マンも…という流れになる、と思うじゃないですか? どこでそういう風に転換するのかと、アクビを噛み殺しながら見てたんですけど、何とコレが…。最後までそのまま!! えーッ?!

【ネタバレ終了】

というワケで、いつものチャプカノフ作品以上に退屈な駄作でした。