ヘル・ブレイカーズ
原題は'7 Below'。ルーク・ゴス、ヴィング・レイムス、そしてヴァル・キルマーという面子が顔を揃えたオカルトスリラーです。監督・脚本のケヴィン・キャラウェイは「アウトレイジ・ギャング」(4/2レンタルリリース)の製作総指揮をやってる人。
田舎道を走っていた乗り合いタクシーが事故を起こし、運転手が死んでしまう。途方に暮れる乗客たちは、通り掛かったジャックという地元の男の勧めで、彼の屋敷で一晩過ごす事に。だが、着いて早々不気味な気配が漂い始めて…。
百年前、この屋敷では養子の少年による一家惨殺事件が起こっていた! で、その霊によって登場人物たちが再び餌食に…という、典型的なお化け屋敷ホラーでした。
そんな超ベタな話なのに、惨殺事件の様子を見せるアバンから何から、全てがボンヤリと要領を得ずに進んでいくから、全然盛り上がらない残念な作品でした…。
だって、事件の概要も、タクシーの乗客たちのキャラも上手く説明出来てなけりゃ、屋敷に着いてからの行動も、事が起こってから探索して謎を解くのか、脱出したいのか、寝るのか、ダベりたいのか、シーンが変わる度にコロコロ変わるから、何がナンだかさっぱりわからない。
一番ビックリしたのが、ヴァル・キルマーが見せ場も無くいつの間にか死んでいた事!という駄作でした。いつも思う事ですが、キルマーもルーク・ゴスも、もうちょっと作品選びをちゃんとやれよ!と、あらためて思った次第です。
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