エアポート2013
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2013/04/03
- メディア: DVD
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未亡人作家のケイトを乗せたロングビーチ行の臨時便が離陸。ところが、離陸早々に謎の電磁波が機体を襲い、機長は死亡し、副操縦士も重体。ほとんどの電子機器はダウンしてしまい…。
電磁波の正体は、活発化していた太陽フレアの影響による電磁パルス! ヒロインの乗った旅客機だけでなく、航行中の旅客機のシステムをダウンさせ、更には地上のケータイは通じないわ、車も動かないわで、あっちもこっちも大パニック!という作品でした。
で、まぁフレッド・オーレン・レイの作品だから仕方が無い事ではあるんですが、色んなところが雑というか、いい加減な作品でした。
パニックの原因が太陽フレアというのもアレだけど、その影響でシステムダウンするのはいいとしても、車は動かないのに飛行機は飛んでる。でもシステム異常なので空中で正面衝突しちゃうという適当さ加減だから、一体何をどうすれば解決するのかがさっぱりわからない。
それに、こんな事態に陥ったのなら国を挙げての大騒動になるはずなのに、画面で展開するのは妙に間の抜けたこじんまりしたドラマ。それも出てくるヤツのほとんどが大して役に立たない凡人以下のキャラで、そいつらの自分語りを延々と聞かされるモンだからもうゲンナリ…。
同じ雑な作りでも、普段の様にフザけたテイストなら笑って許せるところも、今回は何故だかシリアスよりだから余計に不出来が目立ってしまう結果に。あと、ティア・カレルもディー・ウォーレスもさすがに老けていて、それもかなりの残念ポイントでした。