ヘンゼルとグレーテル おそろし森の魔女

7/3レンタルリリース ニューセレクト

原題は'Hansel & Gretel'。The Asylum社が、ジェレミー・レナー主演のファンタジーホラーアクション「ヘンゼル＆グレーテル」に便乗して作ったファンタジーホラーです。主役のヘンゼルとグレーテルを演じるアンちゃんとおネエちゃんは全く知らない人たちですが、魔女役を「エアポート2013」のディー・ウォーレスが演じています。監督は「ダークネスナイト」のアンソニー・C・フェランテで、脚本が「カウントダウン 地球滅亡の日」のホセ・プレンデスです。

現代。父親の再婚を機に、いい加減独立しろとせかされたボンクラ青年ヘンゼルは、怒って家を飛び出してしまう。だが、彼を追いかけた妹グレーテル共々、いつの間にか森の中に迷い込んでしまったヘンゼル。そんな二人の前に一軒の家が。それはグレーテルが勤める街のパン屋リリスの隠れ家だった…。

いつもなら、ファンタジー大作に便乗しようとしても安っすいCGのせいでドッチラケ…になるアサイラム作品ですが、今回はファンタジー色を押さえて、原作の連続誘拐拉致監禁殺人＆人肉喰いという、現在のシリアルキラーものに近い部分をクローズアップした作りに。

で、雰囲気は猟奇スリラーとして意外にイイ感じになってるし、そう考えると序盤にパン屋の女主人が出してたミートパイやジンジャーブレッドは…？！という楽しみ方も出来たり。

ただし、そこはアサイラム作品。アイディアこそ良いものの、そこからのツッコミが総じて甘いから、まぁ盛り上がらない。グロいシーンもチョコチョコ出てくるものの迫力が無いし、脱出劇としてのスリルも薄め。

そんな感じで、結局出来上がりは凡作止まりという作品でした。グレーテル役のおネエちゃんは結構キレイだったんですが。

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※韓国版ホラーファンタジー「ヘンゼルとグレーテル」の感想はこちらにチョロっと。

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