ゾンビ・アポカリプス
- 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント
- 発売日: 2013/04/05
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
原題は'Zombie Apocalypse: Redemption'。このタイトルから、てっきりThe Asylum社の「ゾンビ・クロニクル2」の続編かと思ったら、同名原題で日本未上陸のVシネマホラー'Zombie Apocalypse'の続編でした。スタッフ、キャストは聞いた事の無い人たちばかりですが、そこにフレッド・ウィリアムソンが加わっています。
ゾンビウィルスの世界的蔓延が始まってから十二年。人類の99%が死滅した終末世界。そんな中、砂漠に手錠を掛けられたまま捨てられた一人の男が、モーゼスという男が率いる一団に救われて…。
お話は、軍人上がりの主人公が仲間たちの協力を得ながら、ゾンビと戦いつつ、彼を葬ろうとした独裁者とそのグループに立ち向かう!という、昔よくあった「マッドマックス」フォロワーの近未来バイオレンスみたいな作品でした。
しかも、冒頭から今時珍しいシンセサイザーによるビヨ〜ン♪ピコピコピコ…♪ビヨ〜ン♪みたいな(わかるかなぁ?)物悲しい旋律のBGMが流れたり、特に前半戦はゾンビの出番がほとんど無い分、余計にバック・トゥ・80sな雰囲気がビンビンに。
コレで面白かったら良かったんですが、出来の方も悪い意味で1980年代のC級近未来アクション風味で…。一応、一匹狼の主人公に、黒人のグル(当然ウィリアムソン)、そこに集った女戦士やらアジア系やら隻眼やらと、それらしい顔触れを揃えて、それらしく話が進むものの、テンポはのろいわ、メリハリは無いわ。
一番ダメなのが、ゾンビの大集団に取り囲まれてるという緊張感が皆無な事。無駄なくらい人数はいるんだけどなぁ。ワンシーンだけ、倫理的に大丈夫なのか?というグロいシーンがありましたけど。
こんな感じで、終始ダラダラ進む凡作でした。