踏み切り
原題は'Fingerprints'。Jホラーみたいなタイトルがつけられてますが、れっきとしたアメリカ製の青春オカルトホラーです。主演はリメイク版「スプラッター・ナイト 血塗られた女子寮」でも主演してる(らしい)リー・パイプス。共演が「ラグナビーチ」のクリスティン・カヴァラーリ、「血のエイプリルフール」のジャスティン・ヘンダーソン、そしてルー・ダイアモンド・フィリップス。更に大ベテランのサリー・カークランドも出演してます。監督は「ビーチ・エンジェルズ!」のハリー・バジル。
かつて子供たちを乗せたスクールバスと列車が衝突した踏み切り事故が起き、今ではその踏み切りに止まった車を子供たちの霊が押すという都市伝説が生まれたある田舎町。そこに越してきたメアリーは、その踏み切りである少女の影を見て…。
うわぁ、何というありきたりな展開! 暗い過去を背負うヒロイン。バカ者たちによるバカパーティ。操車場の廃屋に暮らす怪しいオヤジ。そして車掌の格好をした謎の殺人鬼も登場! 哀れ、オッパイを見せてくれたサセコはコイツの餌食になって串刺しに!!
この後もお約束どおりに、過去の事件に隠された真相、霊と殺人鬼の関係にヒロインが迫る!? という展開です。
あえて今、こんな「ラストサマー2010」もしくは「ルール2010」とでも邦題をつけた方が良さそうな映画を作ったにしては、ちょっとテンポがノロい。メタ的というか、ギャグすれすれなくらいにショックシーンの連続! みたいな作りにしたら面白かったんじゃないでしょうか。そういう遊び心には欠けている作品かな。
と言いつつも、そんなにヘンな事はしてないし、メインの女の子たちもそこそこ可愛く、グロ描写もそこそこにはあるから、暇つぶし程度にはなるんじゃないでしょうか。
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