バイオレンス・レイク
原題は'Eden Lake'。英国製のバイオレンススリラーです。監督は、本作の後「ディセント2」の脚本を担当したジェームズ・ワトキンス。主演はケリー・ライリーと、「イングロリアス・バスターズ」にも出演してるドイツ人俳優、ミヒャエル・ファスベンダー。
週末を過ごす為に郊外の湖、エデンレイクへ向ったジェニーとスティーヴ。だが、一見静かな湖畔には地元の悪ガキどもがたむろしていた。彼らの度を越した悪態に辟易した翌日、その悪さは次第にエスカレート。遂にはスティーヴの車を盗まれてしまい…。
これは予想通りによく出来た作品でした。わずか九十分弱の作品なのに、ちょっとしたシーンでメインキャラの立ち位置や背景を観客が察せられるように作ってある。序盤に仕掛けられた伏線も、終盤にはきっちり回収していくし。
そして、完全にタガがはずれたガキどもの暴力描写のヒドさ! それもホラー映画っぽい派手なヤツじゃなく、スリラー映画よりのリアル系。切る! 刺す! 叩く! 喰い込む! 貫く! 燃やす! そうして行き着くクライマックスはとにかくド陰惨!!
ラストも、最近のヨーロッパ発スリラー同様に賛否両論必至、全然スカッとしない系。だからヒトを選ぶ事は確実だと思いますが、まぁ見て損の無い作品だと思います。
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