ヒットマン・リベンジ
- 出版社/メーカー: トランスワールドアソシエイツ
- 発売日: 2009/09/02
- メディア: DVD
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原題は'Fighting with Anger'。今度の「ヒットマン」便乗作品はヒロインアクション! スタッフ、キャスト共にこれまた聞いた事のないヒトたちが揃ってる中、何故か御大ウィリー・ネルソンが製作総指揮、更に出演もしている作品です。
凄腕の女殺し屋レイに近づく謎の老人。彼から受けた“仕事”を次々にこなしていくレイだったが、幼い頃の忌まわしい記憶に苛まれていて…。
ジャケでは銃を構えてますが、基本的に蹴ったり殴ったりが中心の格闘アクションでした。一応ガンファイトもありますけど。
要するに、度々紹介しているスタントマン or 格闘家のヒトが“オレたちも香港映画”みたいなクールなマーシャルアーツムービーが撮りたいゼ!!”とやってみたものの、お話の方はベタでペラッペラ、肝心のアクションもカットすればいいモノまで見せちゃうせいでダサダサになっちゃったみたいなヤツ。劇中でやたら“韓国”“韓国”言ってたから、監督はテコンドー系のヒトなのかな。
ただし、そこはウィリー・ネルソンが一枚噛んでるだけあって、その手のダメ映画に比べたらはるかにお金が掛けられた作りにはなってました。それともう一点、BGMがオールドスタイルなカントリーソング中心なのもネルソン絡みなんでしょうが、この手の映画にはちょっと不似合いだった感じ。
ヒロインの女の子は、ルックスは十人並み以下、スタイルもグラマラスというよりポッチャリ系。それでも意外に動けてたし、アクションも様になってたんで悪くは無いかな。主役を張るタマじゃないですけどね。それと、そんな彼女が美人というお話なので、比較対象になるようなエロ要員のおネエさんが全く出て来ないのは残念でした。
結局は駄作、凡作なんですが、このメーカーが出す作品の中ではマシな方かも。それと、この内容でどうせ便乗するなら同じ月にリリースされるチョコレートでファイトするヤツに乗っかった方が賢明だったと思います。