悪魔の椅子

原題もそのまま'The Devil's Chair'。見どころのあった英国製スリラー「JIGSAW デッド・オア・アライブ」の監督・脚本チームが作ったオカルトスプラッタホラーです。主演は「リボルバー」のアンドリュー・ハワード。

イイ事しようとニックとサミーが忍び込んだ廃墟には奇妙な椅子がポツンと置かれていた。サミーが座った途端、椅子の拘束具が締まり、サミーは血まみれになって、そして消えた…。そうニックは証言したのだが、警察は殺人犯として逮捕し、彼を精神病院送りにしてしまう。それから四年。ニックに興味を持った老科学者が彼を退院させ、無理矢理に元は精神病院だった廃墟へ連れ出したのだが…。

オープニングから血まみれになって倒れ込む男女の姿から始まって掴みは完全にOK! そこの演出はイギリス映画らしいオサレな感じですが、中盤からは「たたり」か「ヘルハウス」かというオカルト映画の雰囲気に。老科学者役のデヴィッド・ガントの芝居がかった台詞回しもいかにもな感じで場を盛り上げます。

そして、椅子の正体が悪魔(というか魔界から来たクトゥルフ系モンスター)へ餌を運ぶ転送装置と判明し、以後はモンスターホラーへ。ここも餌になる助手のネエちゃんたちが美人揃いだから余計に盛り上がる!!

と、全体的に良い感じで進む作品でしたが、唯一気になるのが、冒頭から主人公ニックのモノローグで話が進むという構成。ここもイギリス映画らしいと言えばらしいんだけど、途中からは少々ウザく感じられて…と思ったら、実はこれが終盤のどんでん返しに繋がっていく!!

まぁこのどんでん返しもかなりの力技って感じでダメなヒトにはダメかも。それとモンスターの造型もちょっと安っぽくて、この辺は所詮はB級映画だなぁって感じです。それでもホラー映画ファンなら見て損は無い作品だと思います。美女が血まみれになったり、触手にウニョウニョされたりするのが大好きな方は特に!