デッドハント - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

出版社/メーカー: アルバトロス
発売日: 2016/08/03
メディア: DVD
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原題は'Camino'。ゾーイ・ベルの製作・主演で贈るバイオレンススリラーです。共演が何と「ブラック・ハッカー」等、監督として評価されてるスペイン人のナチョ・ビガロンド！ケヴィン・ポラックも出演してます。監督は、やはりゾーイ・ベル主演作だった「サドンデス」のジョシュ・C・ウォーラー。脚本はウォーラーと共に「ブラック・ハッカー」や「ゾンビスクール！」の製作を手掛けているダニエル・ノアです。

国際的に評価されている女性報道カメラマンのエイヴリー。そんな彼女に、コロンビアのジャングルで解放運動を行っているゲリラ部隊の同行取材の話が。早速現地に向かい、自ら“伝導師”と名乗るリーダーのギレルモやゲリラたちとコミュニケーションを取るエイヴリー。そんな時、噂されていたギレルモの麻薬取引の現場を撮影したエイヴリーは、同じくその現場にいた子供をギレルモが惨殺する場面まで撮影してしまう。身の危険を感じた彼女は、とっさに駆け出して…。

こんな感じで、序盤は社会派映画の雰囲気。そこから、前述のシーンで一気に転換、逃げ出したベルが当然のノースタントで滝つぼへダイブ！という、まあ悪くない展開です。

この後は、猟犬のようにヒロインを追うゲリラたち。そんな中で、偶然出逢った現地の女性たちをヒロインが救ったり、ゲリラ同士で仲違いしたり。そんな話を混じえながら、ベル主演作らしくあっちでもこっちでも格闘戦が展開！

こう書くと快調そうですが、見ていると、もっとバイオレンス度満点にも、ジャングルの狂気や南米らしい幻想的なムードも醸し出せたんじゃないかと、不満に感じてしまうんですよねえ。これは監督の力量不足が原因で、映像にイマイチ力が無いせいじゃないかと。

それを補おうとしたのか、前半からBGMがやたら轟音で鳴り響いてるのも気になりました。しかもジャングルが舞台なのにインダストリアル風なモンで、何とも不思議な雰囲気に…ってコレはコレでありだったのかな？