マンドレイク 人喰い植物のえじき

マンドレイク?人喰い植物のえじき? [DVD]

原題も'Mandrake'。南米のジャングルに巣食う呪われた食人植物の恐怖を描いたTVムービーです。主演は「パウンド」のマックス・マーディーニ、「ソウ」シリーズのベッツィ・ラッセル、「ザ・シールド」のベニート・マルティネス。監督は「マンティコアvsUSA」のトリップ・リード。脚本を青春SF映画の佳作「TRANSPORT トランスポート」のデヴィッド・レイが担当してます。

大富豪の依頼を受けて、スペインの探険隊が残したという秘宝を求めて南米某国のジャングルへ足を踏み入れた探険隊。目当ての棺を発見し、その中から巨大なルビーが付いた短剣を持ち出した彼らだったが、その直後、森に轟音が鳴り響き、植物の蔓が不気味な動きを始めて…。

先住民の伝説で呪われた森と呼ばれていたジャングル。そこには動物の様に目をギラつかせる食人植物が! 更には消えたはずの先住民まで…!? というお話。

ジャケがイイ出来だったのと、脚本家の監督作がかなり良かったので、見る前はちょっと期待してました。で、実際はというと…、安心と信頼のSyFyチャンネル放映作品クオリティでした(w。

ネタ自体は悪くないし、要所要所には悪くないショットもあります。でも、全体を通して見ると、今ひとつノリが悪い凡作でした。

これは、主人公である探険隊をモンスターが出現した直後からいくつかのグループに分けちゃったせいじゃないでしょうか。おかげで、一時間半という短い尺なのにシーンが途切れ途切れになっちゃって、勢いもつかないし、散漫な印象になっちゃってる。

あと、このネタをやるには低予算のTVムービーではエログロ両面で限界が。この話をやるのなら、おネエちゃんの色んな所を蔓がまさぐって…みたいなのが絶対に必要でしょう! また、映像から南米のジャングル感が余り伝わって来ないのも残念な点。

エロもグロもちゃんとある、まともな蔓ツルホラーを見たい方は、スティーヴン・キングも絶賛の「パラサイト・バイティング」がオススメです。

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