サイコパス地下戦慄 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

原題は'The Hoarder'。ミーシャ・バートン主演の英国製スリラー映画です。共演はロバート・ネッパー。監督は知らない人ですが、脚本に「ラスト・ホラー・ムービー」のジェイムス・ハンデルが関わっています。

イケメンな婚約者の浮気を疑うエラは、親友のモリーを伴って、彼が日記を保管している貸し倉庫に向かう。想像以上に広大な施設に面食らう二人。ようやく地下四階の彼が借りている区画にたどり着き、モリーがドアを開けると、不気味な何かにモリーが部屋へ引きずり込まれて…。

慌ててソコから脱出するヒロイン。そこで、たまたま倉庫に来ていた殺人課刑事（ネッパー）や他の利用者と出会い、体験した事を説明するものの信じて貰えず。一方、閉店間際の倉庫では新たな被害者が…！？という展開です。

まあ、大して目新しくもない設定ですが、それ以上に色々と監督の才能の無さが目立つ作品でした。

まず、ジャケに出ているモンスターの見せ方や出し入れのタイミングがマズく、ちっとも怖くないのが致命的。

同じく、他の客との出会い方なんかの描き方もかなり下手っぴ。上手く見せられれば迷宮のように映るはずの巨大倉庫も、今どこにいるのか、どこに向かってるのかすらよく判らない始末。

そもそも、こんなモンスターホラーかオカルトものみたいな中盤までの展開なのに、サイコスリラー風の邦題は…。最後まで見れば、まあわかるんだけど、要するにソレってネタバレですからねえ。

こんな感じで、今回もまたミーシャ・バートンの作品選びに疑問符がつくだけだった凡作でした。
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