特殊部隊 スペシャル・オペレーション

2/2リリース ファインフィルムズ

原題は'Disarmed'(別題'Special Ops')。「エクスペリメント６」に出演していたA・J・ドレイヴンというアンちゃんが主演した戦闘アクションです。共演はスティーヴン・バウアーに「ステイン・アライブ」のフィノラ・ヒューズというベテラン勢。監督・原案のトム・シェルは「エクスペリメント6」の原案も手掛けてた人（両方とも同じ製作会社…）。

小型核兵器製作に繋がる超高性能ナノチップを開発した天才科学者が、チップと共にテロリストに拉致されてしまう。カイル率いる海兵隊特殊部隊に科学者救出作戦の命が下るが、実はこの事件の裏には巨大な陰謀が渦巻いていた…。

この後は、事件の黒幕が仕組んだ罠にまんまとハマり、チップは取り戻したものの、科学者は死亡し、部隊も壊滅。唯一生き残った主人公が孤軍奮闘、真相解明に走る！というストーリーです、一応。

まぁ何というか…、「エクスペリメント6」同様に、全ての面でヘタクソでマヌケで雑という印象を受ける駄作でした…。

とにかく、銃撃戦にせよ格闘戦にせよ、一応は今時の手ブレガチャガチャ系ではあるんですが、撮り方が下手かつ無駄が多過ぎるせいで、迫力やスピード感が絶望的に欠けている。

お話の方はもっと顕著で、何しろ始まって１０分もしないうちに陰謀の黒幕が正体を見せちゃうわ、主人公を拉致した敵部隊の隊長はマヌケにも事件の鍵を握る人物を彼に教えちゃうわという状態。

このマヌケなヌル〜いムードを更に増強しているのが、どう見ても役者さんとは思えないロケ地フィリピンの現地の皆さんの演技！ これがエキストラ程度ならともかく、かなり長々と演技をさせてるもんだから、もうヒドくマヌケな絵づらに…。

こんな感じで、本当にありとあらゆる部分がダメダメな駄作なのでした。

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