パンクチュア 合衆国の陰謀
- 出版社/メーカー: トランスフォーマー
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: DVD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
'Puncture' Trailer HD
原題も'Puncture'。クリス・エヴァンス主演の実話を基にした社会派サスペンスドラマです。共演がマーシャル・ベル、ブレット・カレン、ヴァネッサ・ショウ、そしてマイケル・ビーンと、地味ながら結構な充実キャスト。ただ、監督・製作のアダム・カッセンとマーク・カッセン(こっちは準主演も)の兄弟がよくわからない。
全身にタトゥーを施し、ドラッグをキメて裁判に臨む型破りな弁護士マイク。そんな彼が、相棒のポールと共に、注射器が誤って刺さった事からHIVに感染してしまった看護士の訴訟を担当する事になる。二人は医療機器業界全体におよぶ癒着の実態までも暴こうとするが…。
こんな感じで、かなりシリアスなお話なんですが、前半はイケイケな主人公のキャラを活かして、多少のユーモアを交えながら描いていく展開です。
で、中盤過ぎてからは、ドラッグに頼る自身と向き合う主人公…みたいなお話に。エヴァンスは熱演してるし、演出も健闘、してるとは思うんですが、何かもうワンパンチが足りない気がしました。主人公の苦悩する姿に突っ込みきれてなかったり、ベースになる訴訟、発端になる看護士や相棒等も上手く絡められてないせいかな?
もともと日本では劇場で掛けても当たり辛いタイプの作品ですし、劇場公開されなかったのも仕方ないかなぁという出来。見どころが無いワケではないので、エヴァンスのファンなら、というところだと思います。