チョコレート・バトラー
原題は‘더킥’(英題'The Kick')。プラッチャヤー・ピンゲーオ監督とジージャー・ヤーニンの「チョコレート・ファイター」コンビが復活! 韓国・タイ合作で贈る格闘アクションです。共演はピンゲーオ作品ではおなじみのペットターイ・ウォンカムラオ、韓国側は「韓半島 HANBANDO」のチョ・ジェヒョン、「気まぐれな唇」のイェ・ジウォン。ちなみに脚本は韓国の人…。
かつてテコンドーの世界的選手だったムン夫妻。今はタイに居を移して道場を構え、三人の子供たちにもテコンドーの英才教育を行っていた。そんな時、国宝級の秘剣を巡る窃盗事件に偶然にも出くわしてしまう一家。犯人らしき一団に自宅まで襲われ、子供たちは山村に避難する事に。そしてそこにはムエタイの達人少女ワワがいた…。
まず言っておくと、主役は前述のスターたちではなく、長男坊役のナ・テジュ(メーカーのパブだとテジョー)という少年? でした。ジージャーちゃんはあくまでも助っ人的ポジション。始まって三十分過ぎまで出て来ません! 全体のテイストはコメディ調で、お話の方も悪いヤツの背景みたいなのもよく判らない薄っぺらい感じ。
となると、国際合作映画だし、出来を心配される向きも多いでしょうが、これが意外にも悪くなかったです。というのも、メインを務める長男坊とその妹役のコ(名前が判らん!)が、ジージャーほどではありませんが(当たり前か)、結構動けるからなんですね。調べたらテジュ君はホントにテコンドーを本格的にやってたらしいし、ジャッキーにも憧れてるよう。この二人のアクションが様になってるから、見ていてあぁ…みたいな気分にはならなくて済んだ。
クライマックスはピンゲーオ作品お約束の、延々と続くアスレチックアクション! 悪の女ドラゴンも出るよ〜。
ジージャー主演ではないので全編息を呑む! とまでは行きませんが、軽く見るなら十分楽しめる出来だと思いました。
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