汚れなき情事
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原題は'Cracks'。リドリー・スコットの愛娘、ジョーダン・スコットの初長編作となる女子校官能ドラマです。主演はエヴァ・グリーン。ジュノー・テンプル(こっちはジュリアン・テンプルの娘!)、イモージェン・プーツ、「NAKED マン・ハンティング」のマリア・バルベルデが生徒役で出演。シーラ・コーラーの原作(日本未邦訳?)を「穴」のベン・コートとキャロライン・イップのコンビが脚色しています。
1934年、イングランドのスタンリー島にある名門全寮制女子校、聖マチルダ学園。そこに生徒の憧れの的である女教師ミスGがいた。ディーをリーダーとする“チーム”も彼女に強い憧れを抱いていたのだが、スペインからの転校生フィアマがグループに入った事で…。
エヴァ・グリーンが女教師の官能ドラマと聞いて、てっきり進歩的な先生のイケナイ授業によって女生徒たちが心や体、そしてあっちの方まで開放していくストーリーかと思ったら違いました。
異国からやって来た来訪者の美貌やセンス、教養等々に魅了されるのは、生徒たち以上に、実は井の中の蛙だった女教師の方! 転校生に現を抜かしてアーン♪状態になっちゃうその姿を見て、他の生徒たちは転校生に嫉妬を…、そして…という展開。
“官能ドラマ”っぽいのは、前半に転校生が入ったから裸と裸のお付き合いをしようぜ! みたいなシーンと、終盤にソレっぽいのがあるだけ。そういうやましい気持ちで見るんじゃなく、英国伝統の“秘密の花園”ドラマを楽しむのが良い作品かと。
ジョーダン・スコットの演出は、息子のジェイク以上に父親譲りの映像派ぶりがいたる所で発揮されていて驚きました。特に水泳シーンの美しさ! まぁ、クライマックスはもっと盛り上げられた気もしますが、初長編でこれだけ撮れたら十分じゃないでしょうか。
そんな感じで、結構見どころのあった作品でした。女性が見た方がより楽しめるんじゃないでしょうか。個人的にはジュノー・テンプルの腰巾着役止まりでおとなしめだったイモージェン・プーツが残念だったかな。
- 作者: Sheila Kohler
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※リドリー・スコットの息子、ジェイク・スコット監督作