タイタニック2012
原題は'Titanic II'。何と我らがThe Asylum社が「タイタニック」の続編にチャレンジ?! した海洋パニックです。監督・脚本・主演は「パラノーマル・エンティティ」のシェーン・ヴァン・ダイク。他に「紀元前1億年」のマリー・ウェストブルック、「ルームメイト2」のブルック・バーンズ、そしてブルース・デイヴィソンが出演してます。
あの沈没からちょうど百年後の2012年4月14日。“タイタニック2号”と名付けられた豪華客船が大西洋横断の処女航海に出発した。だが、記念日に間に合わせる為に船主のヘイデンが突貫工事で作らせたこの船の安全性を、彼の元恋人でもある客室乗務員のエイミーは危惧していた。一方その頃、エイミーの父親で沿岸警備隊大佐のジェームズは氷河崩落の緊急通報を受け、グリーンランドへと向かっていた…。
何故“2011”じゃなく“2012”なのかと不思議に思ってたら、こういうストーリーでした。そして続編の“PART2”ではなく“2号”って意味だから勝手に作っても文句無いだろ! というお話。やるなぁ、The Asylum!!(w。
お話は、マンハッタン島大の超巨大氷河が大西洋に崩落。それが流れ流れてタイタニックへ! エンジン全開で回避しようとするも、慣らし運転も満足にしてなかったせいでオーバーヒート。結果、激突。そこへ大津波が!! という感じです。
タイタニックもグリーンランドの風景も、相変わらずのしょっぱいCG。しかし今回はそんな事より、相変わらずの演出&シナリオの不出来が完全にアダになってる。目玉のはずの氷河との激突シーンは、不意打ちでも、引っ張って引っ張ってドーンでもない、えっ? もう?! って感じで全く盛り上がらず、主人公三人の背景や関係性がボンヤリしたまま話が進むから、終盤の脱出劇や悲恋ドラマもちっともハラハラ出来ない。
そんな感じで、「エアポート2011」の時にも書きましたが、やはりThe Asylumはパクリ便乗映画に限ると再認識させられた作品でした。どうせやるなら、メガシャークかメガピラニアがタイタニックを襲う話にしちゃえば良かったのに!
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