バトル・オブ・ロサンゼルス
原題も'Battle of Los Angeles'。The Asylum社が「世界侵略:ロサンゼルス」に便乗して作ったエイリアン襲来型SFアクションです。主演は「ミッション・イン・ザ・ダーク」のニア・ピープルズ。監督・脚本は「アバター・オブ・マーズ」のマーク・アトキンスです。
突如ロサンゼルス上空に謎の巨大宇宙船が出現! 米空軍が出撃したものの、まるで歯が立たない。その頃、カリフォルニア州の州兵空軍基地にも出撃命令が下されるが、エイリアンが放った小型戦闘機の攻撃を受けてしまう。そんな中、突然謎のプロペラ戦闘機が滑走路に着陸して…。
プロペラ機に乗っていたのは、1942年に起こった“ロサンゼルスの戦い”の際に行方不明になったパイロットだった! 攻撃を受ける中、ヘッポコ州兵たちが政府命令で彼をあのMJ-12に護送する事になり…という展開です。
いきなり始まる大空中戦! しかし相変わらずCGがショボ過ぎて盛り上がらない〜。続いて舞台は州兵基地へ。コレもいくら州兵のとはいえ、雑草はボーボー、施設はトタン製だわペンキははげてるわというヒドさ…。
そして絶体絶命の中、突然現れる昔懐かしいプロペラ機! とくれば、普通はUFOの一機や二機を撃ち落し…みたいな感じで盛り上げるじゃないですか。それが本作では、ただ単に着陸しました〜ってな感じ。更に、肝心な“ロサンゼルスの戦い”の説明は一切無し! いくら便乗品、バッタモンだからって、そんなトコまで省略すんなよ! という、いつもどおりにツッコミどころ満載な滑り出しです。
で、タイムスリップした(?)パイロットをMJ-12に護送する事になるんですが、彼らを迎えに来るのが、まるで草薙素子か「G.I.ジョー」のシエナ・ミラーかといったピタピタボディスーツに身を包んだ女将校! しかも何故か背負った日本刀でUFOを串刺し! 撃墜! やったーッ!
この後は、くわしくは書きませんが、アイディア自体はB級娯楽映画としては悪くないと思いました。でも、やっぱりディティールが甘々、UFOやエイリアンのデザインは適当みたいな感じなので盛り上がり切れない。先の女将校は色々あって隻眼のアイパッチ姿(「ドゥームズデイ」!!)にまでなってくれるというのに!!
でも、勢いだけはあるから、ツッコミを入れながら見るには十分、本家を見る前の露払いとしては中々の出来ではないかと思います。
巨大UFOといえば、その元祖と言うべき伝説のTVシリーズ「V」のリメイク版のリリースも近づいてまいりました。
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