Smile! メルピュア! レインボーファンタジー


1/28リリース GIGA

 アダルトビデオの国に迷い込んだアリス、永遠の黒髪美少女、僕たちの天使こと、つぼみちゃんが主演した、明らかにプリキュアシリーズを意識した魔法少女特撮AVです。AVみたいな、映画以上に個人の趣味趣向が偏ってるモノのレビューなんて…と思ってましたが、つぼみちゃんファンである以前に特撮マニア歴三十年の血が騒ぎ、この作品の感想を書いてみる事にしました。まぁ、DVD(定価10500円!!)にメイキング付き専門誌代を合わせるとドコのスーファミソフトだよ! という払った金額*1を、少なくとも精神的には取り返してやろうという邪心もあります(w。そんな値段の作品だから見るヒトも限られてるはずですし、需要はあるんじゃないかと。

サンプル動画および画像はメーカー公式で。当然18禁です。それからモノがモノですので、以降その手の表現が多数出てきますのでご注意のほどを。

この世界を守るスーパーヒロインのメルピュア、ピュアアイリスこと日高零音。仇敵である悪の魔術師ダリストを遂に追い詰めたのだが、そこに新たな敵が?! それはパラレルワールドをさ迷いながら破壊し続けてきたイーヴルソールだった! 子供の様に無邪気に両者を攻撃した後、気まぐれにその場を立ち去ってしまうソール。そしてアイリスはダリストまでも取り逃がしてしまうのだった。相棒の妖精ナナリーから、実はソールはかつて同じメルピュアであり、元の世界で陵辱を受け絶望の余り破壊の化身になってしまった事を聞くアイリス。清純な心を持つアイリスは、何とかして彼女を元のメルピュアに戻そうと決意するのだが…。

という序盤の展開。この後はソールに完敗し、拉致されたアイリスが…!? 更に二人まとめてダリストの手に…?! という、この手のジャンルとしては正統派というかベタ中のベタな流れです。しかし、メインキャラをしっかりと描き込んだ「ハートキャッチプリキュア!」のクライマックスがお約束の連続にも関わらず超燃え燃えの盛り上がりだったのに対し、土台を作るのを怠った「ゴセイジャー」が何をやっても取り繕ってるように見え、しかも更なるほころびが…というのを見ても、こういうヤツはベタなのが一番! 下手な小細工は無用! だと思うのです。だって、つぼみちゃんというこの業界のスターを主役に迎えた事で既に作品に大きな芯が入ってるんだし、他に見せなきゃいけない事はいっぱいあるんだから。

そして肝心のつぼみちゃん。これがもう可愛いの! 素敵なの!! いや、何時だって、どんな現場でも、誰と絡もうとも可愛いつぼみちゃんですから当たり前じゃん! とお思いでしょうが、今回は更に! なのですよ!!

普段はブレザーの制服に身を包んだ眼鏡っ子女子校生。って、やっぱりプリキュアじゃないか! つぼみ〜!(えりかの声で) そしてスマートフォン型のアイテムで変身! メルピュアの衣装は、ホワイトとピンクというつぼみちゃんが大好きなカラーリングの結構出来の良いコスチュームなんですが、これが本当に似合ってる! TMA作品等でコスプレものには定評のあるつぼみちゃんと判っていても、その可愛さ、素敵さ、可憐さは通常モードで既にスーパーシルエット、いや無限シルエット状態! みたいな。

基本的にルミナスターかシャイニータンバリンかといったアイテムからの魔法で攻撃するんですが、プリキュアがベースという事で当然アクションシーンもアリ。何とここでハイキックを披露するつぼみちゃん! しかもカッコ良い!! これはファンである自分にとっても衝撃のシーンでした。いやぁだてにもうすぐ丸五年になるキャリアを積んでたんじゃないな、こんな特訓もやったしなぁと、一秒足らずのそのシーンを見てるうちに何だかシミジミとしちゃいましたよ。まぁ、メイキングを見ると実際は大したアクションはやってないです。それをカッコ良く見せる撮り方をスタッフの皆さんが熟知してるんですね。この辺は素直に感心しました。また、スーパー戦隊の新シリーズが始まると“今度の女は声が出てねぇな、声張れや!”としたり顔でクサす特オタが多数いますが、“タァーツ!”みたいな声の出具合いはそういう連中に怒られるいつもの可愛らしい囁きモード気味。そしてドラマ部分の演技の方も…。まぁこの辺は可愛いから許す(w という感じです。

※※ここからAV部分についてです。※※

さて、ソールの手に落ちたピュアアイリス。ソールからパワーを授けられた三人のむくつけき男どもに組み伏せられ、哀れコスチュームを着たまま陵辱、中出し、処女喪失してしまいます。更にコスチュームの上に発射まで。次いでソールに手足を拘束され変身解除。しかし私服モードがちょいダサめだったせいか、メルピュアの姿に再び戻されレズ愛撫、されるかと思いきや、前述の通り悪の首領の手に。そして拘束椅子に縛り付けられたまま、一枚また一枚とコスチュームを脱がされていくアイリス。水晶玉を使って全世界の人々に映像を中継*2される中、首領からクンニ、手マンで潮吹き、強制イラマチオ、立ちバック、そして中出し。更にかなり長めのお掃除フェラというフルコースです。とはいえ、こんなの今時のAVじゃ定番メニュー。しかし、とにかくメルピュアのキャラが魅力的、かつそのコスチュームを脱がすシーンがしつこいくらいに丁寧なだけに、いつも以上に盛り上がるし興奮出来る! やっぱAVはシチュエーションが大事だなぁ。あ、一応ソール役の鈴木ありさのそういうシーンもありましたが、あまり興味が無いんで割愛します(w。

※※これでAV部分、終了。※※

こんな感じで、とにかくヒロインのつぼみちゃんを魅力的に見せられてるおかげで、全てが上手い具合に好転。予想以上に楽しめた作品でした。アクションシーンのトコでも書いたけど、最小限の予算と時間(本編の撮影はジャケ写撮影込みでたったの丸一日!)でより良く見せるスタッフの職人芸が見られたのも特撮ファンとしては嬉しいところ。

難を言うなら、やっぱりあれだけ可愛いつぼみちゃんなんだから、その活躍はもっと観たかったし(正味10分くらい?)、ハッピーエンドモードも作って欲しかった。でも既に構想中であろう、再びつぼみちゃんを起用しての続編(そういうエンディングです)には期待したい。その時は、ニッチなジャンルなのは判るんだけど、もう少しは一般の、とりあえずは普通のAV好きの目には留まるようにはして欲しいなぁ。これだけの出来栄えなんだから。

※追記。一番の不満点を書き漏らしてました。それは主題歌! コレのショボさはちょっと…。もう少しソレっぽく作って欲しかった。そして、せっかくだからシンガーTSUBOMIに歌わせろ!

最後に。約二年以上に渡って深く静かに潜行して、こっそりつぼみちゃんの応援活動(と言ってもレンタル版のほとんどを見たり、2ちゃんのつぼみスレにカキコする程度でしたが)をしていたのに、つい気が緩んで昨年の十一月にこんなツイートをしてしまい、それからは堰を切ったように表立ってブクマはするわ、ツイートしだすわ。今では、新作はもちろん、お気に入りの旧作DVDを買い揃え始めたり、ずっと遠慮していたブログへのコメントもバンバン書いたりと、あのid:ta-bowさんにまで“どうかしてる!!”と心配される有様に(w。初写真集発売や歌手デビューといったビッグイベントが続いたってのもあるんですが。今後もTLやはてブ等でご迷惑をお掛けするとは思いますが、大目に見てやって下さい。よろしくお願いします。

☆オマケ! AVコーナーに行かなくても見られるつぼみちゃん出演作コーナー!!☆

くりいむレモン いけないマコちゃん

くりいむレモン いけないマコちゃん [DVD]

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今のところ唯一のつぼみちゃん主演映画となるちょいエロVシネマ。監督・脚本は「戦慄迷宮」の脚本を担当した保坂大輔。つぼみちゃんの演技力は今とくらべても更に…なんですが、それが恋に恋する少女漫画家志望のヒロイン役にばっちりハマっていて、贔屓目無しに見てもこの手のVシネマとしては良質なジュブナイルSFに。そう、SFなんですよ! 青春映画には付き物の全力疾走シーン、更に何故か飛び出すつぼみちゃんの阿波踊り(泡踊りじゃないよ、一応)シーン等、映画的な名場面もあります。また未来から来た少女役のWヒロイン、佐久間麻由が、昨年「名前のない女たち」でキカタン女優を演じ、ヌードを披露したのは何という運命のイタズラ!

特命係長・只野仁スペシャル'08 大手銀行派遣女子行員が仕掛けた罠

AV女優が多数出演してるこのシリーズ。しかしつぼみちゃんは高橋克典との絡みどころか、エッチなシーンの一つも無し! しかも出演時間は一瞬! ファンでも見逃すレベル! まぁ、自分は初見から見逃さなかったけどね。

肥大化性器少女

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これは一応AVですが、井口昇監督+西村造型のタッグによる「片腕マシンガール」「ロボ芸者」「戦闘少女」のラインに通じる作品として、映画ファンなら押さえておくべき一本かと。詳しい内容は安田理央さんの紹介エントリを参照の事。安田さんも書かれてますが、メイキングで見られる、巨大チ○ポを装着する長ぁい待ち時間の間にスヤスヤとお眠りしてしまうつぼみちゃんが超キュート!

*1:まぁ2ちゃんで安く買えるトコを調べて買ったんですけどね。それでも合わせて約一万円! 我ながら完全にどうかしてる(w。

*2:残念ながら口で説明されるだけで実際の映像は無し。一瞬でもそういうシーンが入ってればなぁ。当然スタッフは判ってるんだろうけど。