11:46 ジュウイチジヨンジュウロップン - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

原題は'End of the Line'。サンプル版が発掘されたので見てみました。主演は「ヴァンパイア・クィーン」のイロナ・エルキンというヒト。

深夜、地下鉄に乗っていた所を不気味な化け物たちに襲われる悪夢を見たカレン。務める病院でも奇怪な現象は続き、いざ地下鉄に乗ろうとすれば基地外じみたナンパ男に絡まれる始末。そして乗った地下鉄まで突然急停車してしまって…。

と、ここまでは予告編や業界誌のあらすじで判っていた範囲。でもモンスターホラーなのか悪夢系サイコスリラーなのか、どっちつかずの内容だし、カナダ映画特有の陰鬱なムードも辛気臭いなぁと思っていたら…。

地下鉄が急停車してしばらくすると、ある事をきっかけに突然大殺戮ショーが展開!! そして、後半丸々続くこの殺戮シーンが、もう血がドバドバのグログロ!! 何がきっかけなのかは伏せますが、現代社会への批評性があって中々に良い。

お話の方は、地下鉄の真っ暗な構内を殺戮者から必死に逃げる主人公たちのサバイバルスリラーという流れに。これも好みだったんですが、このネタの良さならもっと面白くなったんじゃないかという気もします。

そして終末感漂うラストがあって…と思ったら!? うーん、ここも正直勿体無いなぁ。

不満な点をもう一つ挙げるなら、グロ方面で結構なコトをやってる割りに、エロ方面の演出がことごとく寸止めな事!! エロっぽいシーンは結構あるのに、もう全部が全部寸止めだからイライラしてしまいました。

とかナンとか言いつつも、期待以上には面白かった作品でした。グロ耐性があるヒトなら楽しめるんじゃないでしょうか。
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