エネミー・ライン3 激戦コロンビア

原題は'Behind Enemy Lines Colombia'。前作北朝鮮に続いて、今回最強戦士が降り立つのは南米はコロンビア! 監督は、最近では「レッドライン」に出演していたりと俳優としての活躍が目立つティム・マシスン。そして主演はWWEのスーパースター、んミスタァァァァァ・ケネディ





ケネディィィィィ…ことケン・アンダーソン。キース・デビッドやスティーブン・バウアーも出演してます。

コロンビアのゲリラ組織、通称FARCの施設を偵察せよとの命が下った、ショーン率いる最強SEALS部隊。ジャングルに降下し、無事施設にたどり着いたのだが、何とそこではゲリラと政府軍との和平交渉が行われていた。だがそこに突然現れる謎の武装勢力! ゲリラ、政府両軍を蹴散らし、退却しようとしたショーンの部下たちまで次々に倒れていく。しかも敵は狡猾にも、ショーンたちが撮影していた映像を悪用して、米軍が和平交渉をぶち壊したというニュースを世界中に配信したのだった。部下の一人が捕虜として捕まったのを知ったショーンは、唯一生き残ったカーターと共に逆襲に打って出るのだが…。

えーっと、まずミスター・ケネディはジャケにデカデカと映ってますが、主役の隊長役じゃありませんでした。どっちかと言えば主人公を支えるトム・サイズモアがやりそうな古女房的鬼軍曹みたいな役。と言うか、その体型と力持ち設定からキレンジャーみたいにも見えるポジション。しかも主役のニイちゃんの方がルックスだけでなくガタイの良さまで勝ってるから全然目立ててません。そりゃ最近伸び悩み気味*1だし演技もマズいけど、もう少しお膳立てしてくれても良いんじゃないかなぁ。まぁ本作を見るほとんどのヒトはミスター・ケネディの事を知らないから構わないんでしょうけど。

中身の方は、フォックスが製作した戦争アクションらしく、アメリカ軍はサイコーのサイキョー! コロンビアに住んでるヤツらなんか野蛮人の嘘つきのアホ!! という、批評性のカケラも無い頭カラッポな内容でした。まぁ気楽に見る分には良いんじゃないですか。

*1:どちらかと言えば本作の撮影で休んでる間に勢いが止まった気が。ベビーも正直向いてないと思います。