怪談・牡丹燈籠 もっともっと愛されたかった。

5/9レンタルリリース 東映ビデオ

大沢樹生が主演、更にプロデュースまで兼任した時代劇。

ストーリーは三遊亭圓朝の落語をベースにした、浪人・新三郎とお露の悲恋を描いたもので、恋愛要素に重心を置いた作り。それは良いんだけど、その翻案具合も演出も、全てが安っぽくてペラッペラ。二人の思いの深さがまるで伝わって来ないし、ホラーとしての魅力も皆無。大沢樹生のチャンバラアクションがある訳でもなく、時代劇は金をかけないとどうにもならないという現実を思い知らされるだけの悲しい結果に。

せめて、お露役の高木りながエロいシーンを見せてくれたらなぁ。代わりのお色気要員も安達有里(安達祐実のママね)だし、しかも脱ぎもしないし。いや、別に見たくないけど。

それと、下女およね役の坂口良子の劣化具合も…。これはホント見たくなかった。彼女の照明代くらいケチるなよ(怒。

と言う訳で、違う意味で悲しい気分に浸れてしまう作品でした。

怪談 牡丹燈籠 もっともっと愛されたかった。 [DVD]