実録・四国やくざ戦争 血戦 松山抗争勃発篇
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1960年代の松山を舞台にした実録任侠もの。主演は大沢樹生。
昭和三十八年、松山。周辺一帯を仕切る渡辺組長(伊吹剛)に、その右腕だった高垣(大和武士)が引退を迫った事から内部抗争が勃発。高垣は殺され、幹部たちは次々に逮捕。その責任を取って渡辺も引退した事から、事態は次の世代へと引き継がれていって…。
大沢樹生は、渡辺組内の武闘派・柳組幹部の上田満州蔵役。でもこれって主役なのかなぁ。どちらかと言えばその親分である柳組長(松田優)の方が目立ってるし、後半になると上田も逮捕されちゃってストーリーに全然絡んで来ないし。
まぁ集団抗争劇だと思って見れば、そこそこの出来でしょうか。柳が獄中で山森組系の大物・賀茂(白竜)という人物と出会った事で、代理戦争の様相を見せ始めた所で“完結篇”へ続く…という何時ものパターンですが。
但し何時もの実録ものに比べて、本作は少しムーディというか、ひと味違った印象が残りました。何故かなぁと思ったら、ナレーションを担当してるのが何とPANTA! 一体何でこんな仕事を引き受けたんでしょうか?
それと大沢樹生の情婦を演じてるのが三浦敦子というのもあるかな。樹生とのディープキスシーンも披露しますが、何故か脱がない! この辺は完結篇に一応期待しておきます。
最後に、途中妙にリアルなホームビデオで撮った映像が出てくるんだけど、あれまさか本物?
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