エバン・オールマイティ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2007/12/13
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“世界を変えよう”をスローガンに見事下院議員に当選したエバン。早速、首都ワシントン郊外の新興住宅地に家族と共に引っ越したのだが、新居に頼んだ覚えの無い木製の工具と大量の木材が送られてくる。するとエバンの前に神様が出現! 以来、彼の周囲には次々につがいの動物たちが集まり始める。そう、神様の指令はエバンが現代のノアになり、箱舟を作る事だった!! この異常事態に倒れてしまうエバンだったが、最後は開き直って承諾。日頃忙しいエバンに構って貰えず、寂しい思いをしていた三人の息子たちも手伝って、箱舟作りが開始されたのだが…。
正直、全編大爆笑の連続って程ではなかったけど、手堅い作りで中々に楽しませてくれる作品でした。そりゃまぁ、曲がりなりにも全米一位になってるんだから当然ですか。見どころはやはりエバンの周りに集まってくる無数の動物たち(お猿さんの演技サイコー!)とクライマックスの大スペクタクル。ただこの辺は大きなスクリーンで見た方がより楽しめたでしょうねぇ。
スティーブ・カレルは「40歳の童貞男」に引き続いての剛毛ネタで笑わせます。それがエスカレートしてホントにノアみたいな姿になっちゃうんだけど、あの濃過ぎる顔のお陰で異常に似合ってる!
一つ不思議だったのは、箱舟を作り出す前から主人公の男はかなりの偏屈野郎の筈なのに、奥さんと息子たちが普通に彼を愛して信頼してる事。最近のコメディ映画の傾向だと一人くらいはワルぶってるとか引きこもりとかオタクだとかに設定するのが普通だと思うんですが、これが三人共見事に素直。箱舟を作るという異常行動に出てるパパに対して、いくら普段は遊べないからって、そんなにあっさり従って良いのか? って感じ。
全体的にもそんなテイストで余り毒とか影の部分が無いのが不満点かな。一応ジョン・グッドマンが悪徳先輩議員役で登場しますが、これもそんな悪くは描いてないし。要するにファミリーコメディって事なんでしょうね。
あ、そうそう奥さん役のローレン・グレアムについても触れなくては。普段からかなりオカシイ主人公には勿体無いくらいに若々しくて可愛かったなぁ。「ギルモア・ガールズ」見てないんだけど、今からでもチェックしようかな? なんて思っちゃうくらいに。
ブルース・オールマイティ ミラクル・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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