悪夢探偵
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2007/06/22
- メディア: DVD
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塚本晋也の良い所は、あれだけのビジュアルイメージを創り出す才能を持っていながら、それに溺れたり見せびらかしたりせずに、とんでもないテンポと疾走感で見せていく所だと思っているんだけど、今回もそれが遺憾なく発揮されてて満足です。
見る前は、松田龍平が他人の夢の中に入り込む能力者という設定を聞いて、当然サイコ野郎な役作りなんだろうなと思ってたら、意外にも夢に入る事を愚痴ったり弱音を吐いたりする人間臭いキャラにしてたのが面白かった。脇の大杉漣や安藤政信も肩の力が抜けた良い意味での軽い演技を楽しんでる感じ。
それに対して女刑事hitomiの演技は固かったなぁ。特に声を張るシーンはもう少しでギャグになりそう。中でも‘地獄も結構でございます’ってセリフはかなりツボに入ってしまいました。まぁ、これは仕方が無いんだけどね。代わりに彼女の最大の魅力のスタイルの良さをちゃんと見せ切ってるのは、流石肉体性に拘る塚本晋也の面目躍如って事でしょうか(違うか)。とりあえず、脚フェチの人は必見という事で。