レンフィールド・ザ・アンデッド
RENFIELD: THE UN-DEAD -first rough trailer
原題も'Renfield the Undead'。ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』に登場するキャラクター、レンフィールドが現代に甦る吸血鬼ホラーです。キャストは全く知らない人たちで、監督が「ザ・ホーンテッド・ウィークエンド」のボブ・ウィレムズです。
とある街で連続猟奇殺人事件が発生し、警察は犯人逮捕に躍起になる。そんな夜、パトロール中の女性警官が不気味な男たちと遭遇して…。
女性警官と争うのは、ノスフェラトゥが中年太りしたようなスキンヘッドのオッサン。で、ああコイツがレンフィールドなのね、と思ったら、更に男女の吸血鬼カップルが現れて、レンフィールドと戦い始めるから見てる方は???
話が進むと、このカップルに思えた吸血鬼があのミナ・ハーカーとその息子とわかるんですが、その辺含めて、絵で判らせるとかセリフの中で察せられるような事が全く出来ない、大根演技&ヘタクソな演出&ショボショボ映像が続くだけなので、序盤はもう何やってるのかさっぱりわからない…。
更にコミカルな味付け、と思ってやってるんでしょうが、色んなところが下手なので単にふざけてるだけにしか見えなかったり。あと、役者全員にハナが無いから、レンフィールドはともかく、それ以外は誰がメインキャストなのか、中々わからないのも難点。
おそらくはホラー映画、怪奇映画が好きで作ったんでしょう。中盤、いかにしてレンフィールドがモンスター化したか、要するにおなじみの『ドラキュラ』ストーリーが始まるんですが、現代編ですら前述のとおりなので、とても中世ヨーロッパの雰囲気なんて醸し出せるはずもなく…。
実は、終盤のレンフィールドvsミア・ハーカーの息子の対決は、他がヒド過ぎるせいもあって、安普請ながら頑張って撮ってるなぁ…とちょっとだけ感心したんですが、そっからがまたダラダラ長い長い。あそこでパッと終わらせれば、ちょっとはマシになったのに。
そして、実は本作、コミックブックの中のお話という設定。でも、それが活かされるのは最後の最後だけ…と書くだけでオチがわかっちゃう人もいらっしゃるでしょう。
こんな感じの駄作。血糊の量は結構多めでしたけどね。ホントに続編を作る気かなぁ?
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