サイレント・ワールド2011

2/2レンタルリリース プライムウェーブ・ネクシード

原題は'Arctic Blast'。カナダ・オーストラリア合作による気象パニックです。主演は「トレジャー&ドラゴン 魔の竜神と失われた王国」のマイケル・シャンクスで、ブルース・デイヴィソンも出演してます。監督は「アドベンチャー・オブ・ジ・アース」の、と言うより、今ならオーストラリア製ジャンル映画の歴史を綴った「マッド・ムービーズ〜オーストラリア映画大暴走〜」に登場するバ監督の一人と言った方が通りが良さそうなブライアン・トレンチャード・スミスです。なお、前作(?)の「サイレント・ワールド セカンド・アイスエイジ」の感想はこちら。

オーストラリア沖で気象観測船が遭難、氷付けの状態で帰って来る。気象学者のジャックは、上空に巨大なオゾンホールを発見。そこからとてつもない冷気が地上に降り始めていて…。

わぉッ! 本作に登場するオゾンホールのスゴさったら!! まるでガラスに開いた弾痕のようにクッキリしてるから、ちゃんと目視出来るゾッ!!! そしてそこから、まるで歌番組でよく見るドライアイスの煙のごとき超冷気が判り易ぅく降り注いでくるッ!!

異変を察知した主人公が、世界全体の事を考える前にまず家族を助けに向かうというのは、この手の駄ディザスター映画につきものですが、彼らの目の前に前述の冷たぁい煙が! それに触れた瞬間、人間は冷凍マグロ状態に! でも近くにいた主人公たちは走って逃げたから、ちっとも寒くないし、ナンともないゼッ!!

そんな感じの序盤戦だから、途中からは真面目に見る気がゼロになってしまう大凡作でした。こんな映画を作ってる国に環境が…とかクジラが…なんて言われたくねぇよッ! という気になりました(w。

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