孤高の叫び
- 出版社/メーカー: 株式会社オールイン エンタテインメント
- 発売日: 2018/01/25
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松田一三の企画・主演で贈るヤクザアクションです。キャストがかなりバラエティに富んでいて、前田耕陽に特別出演の小沢仁志、松田一三の過去作にも出ていた隆大介や村田雄浩、友情出演の木下ほうか。お笑い界から板尾創路、山本圭壱、矢部太郎、小堀裕之。そして何とメーテルじゃない方の池田昌子! 「プロジェクト・イーグル」!! 監督・脚本は、オールイン作品は「任侠沈没」以来の増本庄一郎です。
鷲州組の組員ながら、親分衆の協定など屁の河童。他所のシマで暴れ倒し、シノギまで掻っさらってしまう工藤仁と赤石竜司の自称“仁竜一派”。二人の傍若無人ぶりに業を煮やした勝花組組長・三田村は、鷲州組組長・時任を脅し、竜司を警察に逮捕させ、単身乗り込んできた仁を返り討ちにしてしまう。九死に一生を得た仁だったが、逃亡中に記憶を無くしてしまい…。
記憶喪失の狂犬ヤクザを拾ったのは、ひなびた中華料理屋を営む美咲(オードリー・ヘップバーンじゃない方の池田昌子。「ありふれた愛に関する調査」!)。仁はこの店で働き始め、カタギの平穏な暮らしを送っていたのだが、三田村や時任に居所が知れて…という展開です。
まず、序盤の松田一三と前田耕陽の暴れっぷりが中々。まあ年甲斐もなくという気はしますが(w、コミカルな演出もあって軽快です。
それと対照的に、ヤクザに再び追い詰められてからのバイオレンスな展開も面白い…んだけど、前半部も含め、もっと面白く作れる気はしたなあ。まあ、今のVシネマの限界はわかるんだけど。
あと、主人公に殺されかけた恨みから狂気に堕ちたヤクザを演じた矢部太郎は、意外にヤバい雰囲気を漂わせて良かったです。
そして、問題の池田昌子は、おキレイはおキレイなんですけど…。あと二十年もしたら、佐々木希もこんな感じになっちゃうんでしょうか?
今回はイイとこで終わっちゃったんで、後篇にも期待したいところ。
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