ザ・ストーム
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2016/07/02
- メディア: DVD
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ザ・ストーム
原題は'Stormageddon'。監督/ニック・ライオン&主演/ジョン・ヘニガンの「ヘラクレス 帝国の侵略」コンビによるパニックアクションです。でも、このコンビだけどアサイラムじゃなくてシネテル・フィルムズ製。共演も「ポンペイ2014」のエイドリアン・ポールですが。他に「最強サイボーグX」のイヴ・マウロも出演。脚本は同じくシネテル作品の「ワープ トゥ ヘル」でもニック・ライオンと組んだニール・エルマンです。
演習中だった軍用ドローンのコントロールが突然効かなくなり、市街地を攻撃する事件が発生。その頃、女性記者モリーの下に、二十年前に死んだ筈の父親からビデオテープが届く。そこには“人類の危機が迫っている。アダムという男を探せ!”というメッセージがあって…。
実は、事件の“黒幕”はヒロインの父親が開発した人工知能の暴走だった!という話。こんな事もあろうかと野に放っていたアダムと協力して解決に乗り出すが、既に二人を狙う悪のサイボーグ*1が!という展開です。
で、人工知能の暴走、侵略というお話なので、インターネットを通じて社会の混乱を〜という流れかと思ったら、悪のサイボーグがビックリドッキリメカみたいな蜂ロボットを使っての物理攻撃を敢行! そっちのバグかよ!?みたいな。それ以外の攻防も、ヘニガンと悪のサイボーグのド突き合いだったりするし。
そして、こんなSFチックなお話なのに、何故邦題が“ストーム”なのかと言うと、メインストーリーの裏で人工知能が人工衛星を使ってシコシコと嵐を製造してるから! でも、嵐が襲来しそうになるのはクライマックスになってからなので、ディザスターパニックの要素はほとんどありませんでした。
こんな感じで、あらすじだけ抜き出すとソコソコな感じですが、実際はシネテル製らしい雑なプロットが満載な出来でした。とりあえず人を殺し過ぎ!