インベイダー
原題は'Invasion Roswell'(別題'The Exterminators')。そのものズバリ、エイリアン襲来モノのSFアクションです。主演は「デス・スピード」のグレッグ・エヴィガン、「遺体安置室 死霊のめざめ」のデニース・クロスビー。監督は「パイレーツ・オブ・オーシャンズ キャプテン・ドレークの不滅の航海」のデヴィッド・フローレスです。
1947年のロズウェル事件以来、極秘裏に訓練を続けていたパトリックら、対エイリアン撃退部隊。だが、いつまで経ってもエイリアンは現れず、隊員たちの年齢もあって米国政府は彼らを解雇してしまう。それから七年後、突然全世界の各都市の上空に巨大な飛行物体が出現! 各都市が次々にエイリアンによって崩壊する中、パトリックたちが再び結集、ロズウェルに向かって…。
まぁ、基本プロット自体はベタですが、エイリアンに対抗する為に再び立ち上がるベテラン兵士たち!というのは燃えるシチュエーションです。
しかし、だったら「エクスペンダブルズ」級とは言わないまでも、往年のB級アクションスターを主役にキャスティングすべきじゃないかなぁ。それっぽいのはギリギリ「新スター・トレック」にも出ていたクロスビーと「探偵ハード&マック」のダニエル・ヒュー=ケリーくらいなんだもの。
そして、彼らに対するエイリアンもかなりのトホホ系。UFOはデザインもCGの出来もヒドいし、そこから出てくるエイリアン兵士も人間体なのはともかく、そこに黒スーツに黒プロテクター、そして黒ヘルメットという出で立ちだから、ちょっとカッコ良い未来兵士程度にしか見えない。
しかも予算の都合か、UFOによる大破壊のシーンは絵で見せてくれないわ、エイリアン兵士は一人ずつしか降下しないわで、全く迫力の無い絵がダラダラと続く始末…。
お話の方も、特にユニークな展開も無く平凡。いかにもSyFyチャンネルで放送してアメリカのオタクたちにブーブー言われそうな凡作でした。
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2014/09/03
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