控制／コントロール

5/23レンタルリリース ミッドシップ

原題も‘控制’(英題'Control')。ダニエル・ウー主演のSFサスペンスです。共演はサイモン・ヤム。監督・脚本は「少女たち」のケネス・ビーです。

近未来。ヤクザに拉致され、激しい拷問を受けた保険の営業マン、マークがそれまでのいきさつを語り始める。会社の為に裁判で偽証したマーク。だがその直後、病床の母のために貯めた貯金が全額消え、更に何者かからの脅迫電話が入り…。

同じ様に正体不明の“男”から指示を受ける他の者たちと合流、次々に犯罪を重ねていく主人公…って、この話、SFである必要無いじゃん！

今更、雨に煙る未来都市(煙突から火柱がボーッまでアリ)の空撮から始まり、「ザ・スピリット」みたいに過度にCG処理された映像、ガジェット関係、どこの(何時の)万博のコンパニオン？というナースさんたちのミニスカ制服と、ひと昔からふた昔前のSF的なモノが出てくるものの、ホントに最後までSF設定である意味がわかりませんでした。より“お話”な作りにしたかったのかなぁ。逆にそれらが出てくる事で、安っぽく見えちゃってると思うんだけど。

お話の方も既視感たっぷりな感じ。ただ、映像自体はよく撮れてるし、緊張感も持続してるんで、軽く見る分には一応のレベルには達してる作品でした。

オモシロ要素としては、珍しく前髪のあるサイモン・ヤムと、その片腕役のレオン・ダイがクリストフ・ヴァルツに見える瞬間があるところかな？

控制/コントロール [DVD]

少女たち [DVD]

ユージュアル・サスペクツ [Blu-ray]