ゾンビ・バスターズ
原題は'The Killing Strain'。テキサス産のゾンビ映画です。スタッフ、キャストは聞いた事が無い人たち。
米テキサス州で生物兵器による攻撃を受けたとの警報が鳴り響く。それと前後してウイルスに感染した人々がゾンビ化! ドライブ中だったデヴィッドも、妻がゾンビに変貌してしまい、慌てて逃げ出すが…。
というワケでゾンビホラーとしては実にパターンどおりの始まり方。この後は、邦題は威勢良く“バスターズ”なんて銘打ってますが、実際はようやく生存者たちとめぐり会った主人公が民家に立て籠もり、その中であまり緊張感の無いダラダラした会話を繰り広げるという、これまたインディーズゾンビ映画の悪しきパターンどおりの展開…。
さすがに終盤になると、結構な数のゾンビたちが民家を襲い、色々あってこのままじゃ埒が明かないと外へ打って出る話にはなるんですが…。
良いところを挙げると、インディーズにしては撮影の構図やカット割りが非常に丁寧で、見ていてオッとなる映像が結構ある点。この辺から見ても、監督は非常に真面目な人なんじゃないかと思われます。会話がダラダラと書きましたが、その内容はふざけた感じじゃなく、単にメリハリがついてないって事だったり。ただ、全体に娯楽映画として必要な良い意味でも遊びや脱線みたいなのがほとんど無いために、イマイチ面白味欠ける出来になっちゃったんじゃないかと。
もの凄く良く言えば、低予算かつ時間を掛けてない「ウォーキング・デッド」みたいな作品。で、個人的に「ウォーキング・デッド」は自分の好みと少々ズレてるので、お好きな方が本作を見たらあるいは…という気もしました。
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