インターセプター
- 出版社/メーカー: トランスフォーマー
- 発売日: 2011/08/05
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原題は'Запрещенная реальность'(英題'Interceptor')。ロシア製のSFアクションです。主演は「ロシア特殊部隊スペツナズ」のアレクサンダー・バルエフ。監督は新人さんのよう。
元軍人で今は政界の実力者となったクリロが世界征服を目論んでいるという情報を掴んだロシア諜報部。実はクリロを影で操っていたのは、宇宙の秩序を乱す悪の帝王コンキーリだった! 諜報部は、かつてクリロの同僚だった特殊能力の持ち主マトヴェイに接触するが…。
冒頭いきなり、“悪の帝王が…”とか“宇宙の秩序が…”みたいな事がテロップで語られた時点で、もう真面目に見る気を失くしてしまいました…。
で、お話は悪の帝王の分身を倒す為に、正義の力を持ったヒーローが戦うという、中二病丸出しな“ぼくのかんがえたおもしろいはなし”レベルの内容。まぁシンプルで判り易いとは言えます。
ところが! そういう話だと判っているのに、見てるとさっぱり何やってんのか判らなくなる! 不思議!! それというのも、丸坊主で多少イケメンな主人公はかろうじて認識出来るとしても、他の登場人物がどっち側なのか、下手な演出+毎度おなじみ基本悪そうにしか見えないロシアの役者さんたちの個性的なルックスのせいで区別出来ない。おかげで話がよく判らない!
女優にしても、ヒロインのおネエちゃんのレベルが正直…。まぁこっちは、謎のエージェント兼主人公の元カノ役のおネエちゃんが超キレイ&ヌードまで披露してくれるからイイんですけどね。何て名前か判んないけど!
そんな感じなので、どうしても派手な映像の方に目が行く作品。でもこちらも、車が出て来れば全部爆発! そしてスロー! 無駄なCG! 鼻血までCG! みたいなのの連続なのですぐに飽きてしまう。特にスローの使い方は下手だったなぁ。アクション自体は、格闘にしてもカーチェイスにしてもかなりのレベルなのに、やたらスローにしちゃうせいで迫力が無くなってる。
クライマックスも唐突過ぎてハアッ?! だし、とにかく頭が悪い、センスの無い作品でした。しかも映像を見る限り、かなりの予算が掛けられてるのが判るだけに、余計腹がたちます。ネタ映画としてなら楽しめる、かなぁ?
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2008/05/09
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