クィーン・ビースト 美しき捕食獣

原題は'Hyenas'。コスタス・マンディロア主演のモンスターホラーです。共演は「クロスゲーム」のクリスタ・キャンベル、「マネキン」シリーズのメシャック・テイラー、そしてルドルフ・マーティン。監督は「デビルスピーク」のエリック・ウェストンです。

妻子を何者かに殺された男、ギャノン。その死体はまるで野生動物に食い散らかされたかのようだった。そんな彼にブリッグスという男が近づいてくる。彼は、犯人は夜になると女首領に率いられた獣人一族だと語って…。

要するに人狼モノの一種。今回変身するのは原題からもお判りのとおりハイエナ! 奴隷として連れてこられた黒人たちと一緒にアフリカからやって来ていた! という設定です。

見どころから先に言っちゃうと、女首領役のクリスタ・キャンベルの肢体! 変身する時はスッポンポン! オッパイ! オッパイ!

逆に、変身シーンははっしょってあるし、残虐シーンも血が飛び散るだけで肝心な部分は一切見せず。ああ、低予算ホラーだなぁという感じ。

更に低予算ぶりがはっきり判るのが、前述のあらすじの中に何故か挿入される町の不良どものエピソード。もちろん最終的には本筋の方に関わっては来るんですが、とにかく不良役のアンちゃんたち(というには老け過ぎなヤツも)が皆大根揃い。おかげで本筋の方がボヤケちゃって、見る意欲が段々失せてくる。こんなヤツらを出すくらいなら、本筋だけに集中した方が話もシンプルに盛り上がって良かったと思います。

そんな感じで、クリスタ・キャンベルのだらしない巨乳以外に見るトコの無い凡作でした。