ザ・スネーク
原題は'Copperhead'。タイトル通り、蛇の大群が襲ってくるアニマルパニック、なのですが…。主演はブラッド・ジョンソンで、ビリー・ドラゴが出演してます。監督は「ウォー・オブ・ザ・ゴッド 勇者たちの神話」のトドール・チャプカノフ。
南北戦争後のアメリカ。ある荒野の街に流れ者“ワイルド”ビルがやって来る。親友を殺した悪漢ジェシーがこの街にいると聞き、復讐を遂げに来たのだ。だが、ビルは街の住民に、蛇の大群が近隣の街を壊滅させ、今度はこの街に迫っているという情報を告げる。聞く耳を持たないジェシーは、ビルとの決闘を始めて…。
つまり単純なパニックものではなく、西部劇の要素を取り入れた異色作でした。そしてその西部劇の作りも意外とちゃんとやっている。流れ者、悪党、決闘、ガトリング砲、勝気な商売女、BGMはマカロニ風と定番ネタが次々に登場。
そして蛇さんの方も、CGで簡単にコピペ出来るとはいえ、街を覆いつくすほどの大群が襲ってくる映像は結構な迫力。そして最後には…というのは、これも定番かな?
こんな感じで、パッと見の印象は中々の作品。しかし、これが何故か盛り上がり切れてないんですよねぇ。うーん、お約束の要素を並べただけで、それを活かすだけの演出が為されてないからじゃないでしょうか。
役者のランクもそれなりなので全くダメって事でもないんですが。でも、もっと面白く作れた気がする作品でした。
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