ナチスが最も恐れた男
1/7レンタルリリース インターフィルム
Max Manus - Trailer (subtitled)
原題は'Max Manus'。第二次世界大戦下、ナチスドイツに占領されたノルウェーでレジスタンス活動を行った実在の人物の戦いを描いた戦争ドラマです。キャストは日本では知られていないヒトばかりですが、監督が「バンディダス」のヨアキム・レニングとエスペン・サンバルグのコンビです。
1940年、ノルウェー・オスロ。ナチスドイツに占領された母国を奪回する為にレジスタンス活動に参加する青年マックス。だが、怪我を負ったところを逮捕され、入院したナチスの監視下に置かれてしまう。しかしそこから脱出、イギリスへと渡り、ノルウェー軍に入隊した事から、次第に伝説的存在へとなっていくのだった。そして、ノルウェーに戻り、自ら計画したドイツ海軍の補給船爆破作戦を実行に移して…。
この後は、戦友たちが次々に殺されていく中、九死に一生を得、生き延びていく主人公の姿を、シリアスなタッチで描いていきます。
ちょこちょこ入ってくるホラー/スリラー系映画で気づいていましたが、ノルウェー映画の実力は中々のもの。それらのジャンル映画よりも遥かに大きな予算が掛けられたのがすぐに判るくらい、画面には奥行きがあり、画面もシャープ。主人公の戦術が基本的にテロ活動なので大規模な戦闘シーンはありませんが、映画として非常に見応えのある内容になってました。
そして、ノルウェー映画では毎度おなじみ、出て来るおネエちゃんたちが全員ステキ! 目を見張るような美女って感じでもないけれど、皆どこかしらグッと来る要素を持ったイイ女揃い!
ただ、おそらくノルウェーでは誰でも知っている英雄譚だからなのか、エピソードの消化に急ぎ過ぎ、まるで総集編みたいな印象も受けます。この辺りはもっとじっくり描いても良いんじゃ…と思う事も多々。
また、前述の美女軍団も、魅力的過ぎて、このコがこんな扱いで良いの? と感じるところもありました。
しかしながら、IMDbで今日現在7.6点という高評価を得ているのも納得出来る充実作であるのは確か。ヨーロッパ局地戦に興味がおありの方は特に。
- 出版社/メーカー: インターフィルム
- 発売日: 2011/03/25
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